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まほろばだより−ここが知りたい−

 

カリフォルニア大学デービス校栄養学部の研究教授であるPeter J. Havel, DVM, PhDらは、米国糖尿病学第67回科学会議で、≪果糖(フルクトース)は、ブドウ糖に比べて動脈硬化誘発作用がある≫と言う研究発表をしました。

果糖やひふみ糖(果糖主体の混合糖)を推奨しているまほろばとしては、看過できないものがあり、すこし詳しく調べてみました。


 
 と言うものです。

 

  この果糖は、米国をはじめ各国で多くのソフトドリンクの甘味付けに用いられているもので、日本では、<果糖ブドウ糖液糖>、または、<ブドウ糖果糖液糖>(これらは順番が前に来た方の比率が高い果糖とブドウ糖の混合液です)と表示されています。

 

 まだまだ、お米を主体としたブドウ糖摂取の多い日本人は、0−1テストすると、ブドウ糖よりも果糖の方がプラス反応になります。


 病気の人や病気予備軍の人は、主食でブドウ糖を摂り過ぎたり、塩分、リノール酸系の油(紅花油・ゴマ油・大豆油・サラダ油・コーン油・特保の油等)、アルコールやブドウ糖の多い甘いものの摂り過ぎで、全体としてカロリー過多になって代謝障害を起こしています。  

  あるいは、少ししか食べていないのに主食中心のバランスの悪い食べ方や、添加物や農薬で酵素が足りなくなり、代謝障害を起こしている人も多いようです。

 

 大抵の人は主食でブドウ糖摂取と塩分、糖分(砂糖)を控えた後、動物性たんぱく質や、必要なアルファリノレン酸系の油(亜麻仁油・シソ油・グリーンナッツオイル)、白い野菜等を少しずつあげていくと、次第に代謝能力が上がってきます。


  その後、糖分の代謝能力が上がってきた時に、季節によって違いますが、最初は、レモン、リンゴ、イチゴ等が必要になり、その内柑橘系の果物が食べられるようになります。  

主食の糖分(ブドウ糖)を最小限に控えて、糖全体の摂取量が下がった時、果糖がプラス反応になり、調味料として使えるようになります。
その時一番に使えるようになるのは、黒砂糖(ブドウ糖+果糖)でも、水飴(ブドウ糖+ブドウ糖)でも、メープルシュガー(ブドウ糖主体の複合糖)でも、トレハロース(ブドウ糖+ブドウ糖)でも、蜂蜜(主として果糖+ブドウ糖)でもなく、果糖なのです。

そしてある程度良くなり、ブドウ糖過多が抜けるに伴って、ひふみ糖(少量のブドウ糖や、オリゴ糖、クマイザサに含まれる多糖類のアラビノキシランや羅漢果の配糖体等が含まれているため)の方が良くなります。  
とにかく、主食のブドウ糖や砂糖(ブドウ糖+果糖)を控えると、すべての代謝能力が上がるといった状態なのです。

 


 日本人に限らず、お米を主体としたブドウ糖ばかりの主食を多く摂るアジアの人たちに、今、糖尿病が激増しています。
ブドウ糖はすい臓から分泌されるインスリンがないと、細胞内に入っていけないので、余りに多くブドウ糖ばかり取っているとすい臓が疲れ果てて、インスリンが枯渇してくるのです。


  主食を普通に摂りながら、肉や卵や、魚介類、乳製品といったカロリーの多いものも多くとって、全体としてカロリーが高くなると、耐糖能が低下して、動脈硬化から糖尿病などの成人病に移行していくのです。

 現代人にとって、カロリー源であるブドウ糖の必要量は一般的に減少傾向にあります。肉体労働の少ない文明的な生活は、あらゆる面でカロリー消費を制限する方向にあるからです。
また、間食やアルコール飲料の増加で、ブドウ糖の多い糖質栄養素は増加傾向にあります。

 そのようなわけで、現代生活に適応し、代謝能力を引き上げる為には、ブドウ糖主体の糖質栄養素を出来るだけ減らして、動物性たんぱく質や、良質の脂肪分が代謝できるようにしてあげれば、免疫力を上げながら、健康になっていくことが出来るのです。

 

 そのような訳で、ハーベル博士の実験は、主食の観念が余りなく、肉類を多食する欧米人と体質の違う日本人には当てはまらないと思われます。


 実験の条件設定も、肥満者を対象に、≪30%の脂肪と55%の複合炭水化物を含む食事≫を取ったあと、自由に食事をさせて果糖を与えています。  

  果糖は肝臓で代謝された後、インシュリンがいらないので、ブドウ糖よりも脂質合成経路に入りやすいのです。
したがって、糖質栄養素代謝障害の肥満者に≪30%の脂肪と55%の複合炭水化物≫を与えたのち、果糖を与えれば、動脈硬化を誘発し、さらに肥満を進行させても無理はないのです。  

 それに≪30%の脂肪と55%の複合炭水化物≫の比率は書いてあっても、全体量は書いてないので、条件設定が不十分なように思います。
さらに、果糖を与えている時の食事も自由なので、これも条件設定が不十分に思われます。


 また、≪ 1日のエネルギー所要量の25パーセント分を果糖の水溶液で与える≫と言うのも考えられないような大量なのです。

たとえば一日、2000キロカロリー(成人女子の食事摂取基準)の食事をする人ですと、500キロカロリーの果糖を摂ることになります。

糖は1グラム4キロカロリーなので4で割ると、

2000キロカロリー×0、25=500キロカロリー÷4=125グラム  

となります。普通は、こんなに糖分は摂りません。ひふみ糖は一袋500グラムなので、4人家族だと、一日に一袋使う計算です。感謝デーに30個買いだめしなければいけません。
したがって現実的な量ではありません。


 グリセミックインデックスが低くて血糖値をあげないという果糖のメリットは、食事全体のカロリーが高かったり、量が多すぎると、脂肪に変わりやすかったり、動脈硬化誘発作用が出てきたりして、デメリットの作用が出て来るようですが、どんなものでも≪量は質を殺す≫のです。

極端にならない限り、日本人には十分有用な調味料として引き続き推奨して行きたいと思います。

 

 6月の11、12,13日の三日間、京都の国際会館で、第10回日本抗加齢医学会総会がありました。
私は、医師でも、大学の先生でもありませんが、会費さえ払えば誰でも出席できるので、会員になって時々出席しています。

 

 そこでは先生方の最新の研究発表以外に、医療機器のブースもあり、自由に計測してもらえます。  

そこで血液中の老化物質AGE(最終糖化産物)を測ってもらいました。
AGEというのは、多すぎたブドウ糖にたんぱく質のアミノ酸がくっついて、酸化してべとべとになり、それが血管壁にくっついて動脈硬化の原因になり、ありとあらゆる成人病の元になる物質です。


 私は毎日調味料としてひふみ糖をとり、果糖の多い果物も大好きで、毎日のように、チャイや紅茶にひふみ糖を入れて飲んだりしています。

但し、主食はほんの少しです。
おやつは果物以外基本的には摂りませんが大好きなので、普通の人より多く摂っていると思います。

たんぱく質は動物性も植物性も多く摂っています。
油は、基本的にグリーンナッツオイルとバターです。
野菜は努めて多く摂るようにしています。  

主食は、ご飯に換算すると、一回、子供用のお茶碗に半分以下になると思いますが、ご飯よりも天然酵母パンや、サツマイモを主食にする方が多いです。
主食は、その時々によって、体に合うおいしいと思う物を食べています。


 そのようなわけで、計測してみると、AGEは大変少なく、暦年齢64才(6/26日生まれなので今は65歳です)で、実年齢は35才でした。  

これは、果糖を食べていても、肉や卵、乳製品、魚介類など、動物性食品を食べていても、要はバランスよく食べ過ぎさえしなければ、動脈硬化どころか、返って健康的になるという証明ではないでしょうか?


 また、
『ハーベル博士は、この報告は中間報告であるが、心血管疾患、糖尿病または高脂血症のリスクが高い人は果糖で甘味付けされた飲料の摂取を制限すべきであることがこの知見から示唆される。
しかし、動脈硬化を誘発しない果糖の量が存在するかどうかや、その意義はわかっていない』

と言われておりますし、厚生労働省の[2010年版]「」日本人の食事摂取基準』では、日本人において食事摂取基準で数値を算定できるほど、十分な科学的根拠は得られていないとしています。

 また、果糖はどんな糖よりも還元力が大きいというメリットもあります。参考資料を掲載しておきます。

 

  また、理学博士で、味の素のライフサイエンス研究所の方から、≪アミノ酸で測る健康≫というテーマで研究発表がありました。


 ハーベル博士の対象とした果糖は、アメリカの土地柄上で、ほとんどが遺伝子組み換えのとうもろこしを原料由来としています。
ところが、まほろばの「果糖」及び「ひふみ糖」は、北欧フィンランド産のビート大根を原料としており、入手が容易ではありません。
その安全上の問題も見逃せません。


 

 
  今まで大変だった必須アミノ酸の量を測る簡便な方法を発見されて、病気の方の血液を検査すると、8つのアミノ酸が多すぎたり少なすぎたりしているそうで、病気によって過不足に特徴があるそうです。
食事に気をつけていくと段々バランスよくなっていくそうですが、2ヶ月くらいするとこんどは不足するアミノ酸が増えてくるそうです。  

私は、質問時間に、手を上げて「どのような食事をされたのでしょうか?」とお聞きしてみました。  
肉類を食べないで、大豆タンパクや野菜を多くした健康食だとの事でした。

 このような食事は最初はいいのですが、長く続けていると必要なたんぱく質や脂肪も不足して免疫力が下がってしまうのです。
したがって、病気も治しながら免疫力も落とさない食のバランスが低炭水化物食なのだと0−1テストは教えてくれています。
研究発表が0−1テスト通りだったので驚いてしまいました。

 アンチエイジング学会の先生方も、低炭水化物食や、アルファーリノレン酸を推奨する方向にはあるのですが、肉や動物性脂肪は反健康という考え方の先生の方が多いようです。  

その点、脂質栄養学会の方が、アルファーリノレン酸はもちろんのこと、動物性食品にしか含まれていないコレステロールの必要性を説かれる先生方が多いようです。  

 以上、まほろばが推奨する、デンプン質を減らし、動物性たんぱく質や、脂肪、アルファリノレン酸系の油(亜麻仁油・シソ油・グリーンナッツオイル)、果糖の多いひふみ糖を摂っていくという食事法は現代人の体質改善に大いに役立つものと思います。


 お客様に於かれましては、今後ご心配なく、引き続き、果糖やひふみ糖を摂取して戴きたく、開店26周年を記念するメッセージとさせて戴きたく思います。  

 本当に26年間、まほろばを育てて戴きまして、ありがとうございます。

 今後とも皆さまに必要とされるまほろば、愛されるまほろばであるために努力を惜しまず、研鑽を積んでいきたいと思います。
本当に有難うございます。  

 

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