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2006年12月18日

●神話と琴

カンテレ演奏会1.jpg

「カンテレ」は
「カレワラ」という
フィンランドの神話で、
ワイナミョイネンという老人が
樺の木と
郭公が吐く金銀と
乙女の5本の黒髪で
造ったという
伝説に基づいている。

これで思い出すのが
古代中国で
八卦を発見した伏犠が
龍を象り、
五弦の琴を造ったという伝説。

この共通する五音音階という
ペンタトニック pentatonic scaleは、
世界各地で
それぞれ階調の差こそあれ、
子供がどの音から
楽器を弾き始めても
循環する音律は
音曲を生んでしまう。

誰でもが
作曲家になれ、
誰もが
神と繋がれた。

全音階的ハーモニーが
平安と幸福をもたらす、という
学術的発表もあるほど。

カンテレ 3.jpg

カンテレの
原型とも言うべき
五弦の琴の奏でる
音の純で、素で、
清らかな美しさは、
現代の癒しに、
とても相応しい。

かそけく
震えるが如き感受性の
この楽器は
天上とアクセスする
神々の使わした
プレゼントではなかろうか。

自分の指で発した
一つ一つの
音達が、
天の使いとなって
あなたの胸の扉を
開いてくれる。

ここに、
再び
現代の神話が
復活したように
思った。

カンテレ 2.jpg

CD「Garden]あらひろこ ¥2500 

コメント

素敵なコンサートだったようですね。私はお伺い出来ませんでしたが、聞かれた方々の奏でる音色が私にも伝わってくるようです。CD、まほろばさんに置いてありますか?楽しみにしています。

本当にキレイで、繊細で・・・。
“蘇州夜曲”で泣きました〜。
っつーか、社長〜、カンテレより、あらさんのトリコになってたでしょう〜!!??

CDおいてありますよ。
また、扇柳トールさんのアルバム
「はなのあめ」も(”Hard To Find”のメンバーなどがゲスト出演¥2500)おいてます。
当夜、演奏した彼作曲の
「鈴懸の空」も入っています。
ちなみに私は、菅原都々子さんの
「鈴懸の小径」が懐かしく想う年代・・・・。

やってきましたね。
スミエちゃんの突っ込み。
事務所でみんなで笑いました。
あらさんが、お気の毒ですね。
そう言われて、光栄ですよ。

みなさんご紹介しますね。
THDの弥盛亭の店長、近藤太郎君のブログは、とても面白く、傑作。
そこに、スミエちゃんがそれに増して、
愉快なコメントを入れてくれるので、
何時もチェックして笑っています。
こんな愉快なやりとりのブログにしたいもの・・・・。
http://iyasirotei.thd-web.jp/

曲を聴いた訳ではないのですが、
このコメント、CDに入れたらいいですよね。
と、お二人にお伝えください。
きっと、CDの価値が変わります。

詩人ですねぇまほろばご主人…

詩人なんて滅相もない。
朝早くから、夜晩くままで、
仕事に追われっぱなしで、
未処理の書類が文字通り山済み。
そんな中、かいくぐって書いてます。
ブログが、果たして、
息抜きになるか、負担になるか、
今の所解かりません。
とにかく、私には、
ロマンチックなゆとりの一時がない。
超現実的な時間しか
持ち合わせていないんです。

天上とアクセスする神々のつかわしたプレゼント・・・だの、天の使いとなって胸の扉を開いてくれるだの・・・。
これが詩人じゃなかったら、結構“ヤバし”ですよ〜!!

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