●蜜蜂 絶滅 ! ?
「もし、ミツバチがこの地球上から消え去ったならば、どのようなことが起るであろうか。人間社会は4年後には崩壊してしまうであろう・・・・ミツバチがいなくなる、すると受粉出来なくなる。そして、植物が死に、すべての動物が死に絶えて行くのである。かくして人間も消え行く運命をたどる。」
とアルバート・アインシュタイン博士の至言がCIAに申し伝えられているという。
平家の落人が隠れ住んだという宮崎県椎葉村のクニ子おばあちゃんから、焼畑農業で栽培する門外不出・自家更新の作物の種を送ってもらって育てて、7,8年にもなる。その平家大根や蕪の逞しい生命力にビックリしたのが昨日の事のように思える。ところが、その椎葉村に最近、とんでもない異変が起っていると言うのだ。
椎葉村 椎葉の養蜂が絶滅−ミツバチに異変か?
「ミツバチの世界に異変が起きている」という話が椎葉村から飛び込んだ。椎葉村は多くの農家が代々、ミツバチを養い、ハチミツを食生活に取り入れている。
その椎葉村にあって「ミツバチと話ができる男」といわれ、ニホンミツバチ養蜂(ようほう)家として全国的に知られる椎葉村松木の那須久喜さん(73)によると、「原因は分からない。異変は昨年春ごろから始まった。女王蜂ができるどころか、親バチ、働きバチが次第に減り始め、年末までに絶えてしまった。現時点では椎葉の養蜂は絶滅した」という。
那須さんは昭和九年生まれで、幼いころからおじいさんについて養蜂を学び、ミツバチについては右に出る人はいないといわれる。その那須さんが「これまでみつが少ないことはあったが、ハチが途絶えたことは一度もない。少なくともこの百年来はじめてのことではないか」と言う。
ミツバチの異変は他県でも発生しており、専門に研究している玉川大学などが原因を調べているという。那須さんも求められて試料や検体を提供したが、まだ原因を特定するには至っていないという。
<夕刊デイリー新聞:2007-02-04 3面 >
ミツバチの異変
働き者のミツバチに異変が起こっている。突然、集団で姿を消す現象が米国などで相次いでいるのだ▼「いないいない病」と名付けられたこの異常現象、ミツバチの巣から女王バチを除いて大半のハチが消えてしまう。昨秋以降、米国の東海岸から西海岸へと広がって全米二十七州に及び、欧州の諸国でも発生が伝えられている▼ミツバチが消えたことで、みつの採取から農作物の受粉まで、養蜂業者や農家などに与える打撃は計り知れない。研究者らは原因について、病気、農薬、携帯電話の電磁波影響などを指摘するが、いずれも決め手に欠いている▼米国ではこうした現象は十九世紀から知られ、一九六〇年代にも米国南部で大規模に起きたが、今回の規模はその比ではない。ちまたでは、死骸(しがい)こそ見つかってないが過労死説までうわさされているほどだ▼実際、米国養蜂業は価格の安い中国、アルゼンチン産の輸入はちみつに押されて衰退を続け、残ったミツバチは受粉作業で過剰なノルマを強いられ、ストレスをためていることは否定しがたい▼ハチと人とのつきあいは一万七千年前にさかのぼり、盗めば死刑時代もあった。最近は嗅覚(きゅうかく)を爆薬などの危険物センサーとして働かせる研究もある。平和産業ならともかく、殺伐とした世界への登場ではストレスがさらに募りかねないだろう。
[京都新聞 2007年05月13日掲載]
全米で謎のミツバチ集団失踪 過労で免疫力低下?
【ワシントン=山本秀也】米国全土でミツバチが巣箱から集団で失踪(しっそう)する怪現象が広がっている。養蜂(ようほう)業者の減少で、みつの採集などの作業で過度のノルマを課せられたことによる“過労死説”も出ているが、原因は分からず、国家養蜂局(NHB)が緊急調査に乗り出した。養蜂業への打撃に加え、ハチを介した受粉に依存するアーモンドやブルーベリーといった140億ドル(約1兆6000億円)規模の農作物への深刻な影響が懸念され始めた。
全米養蜂協会によると、元気だったハチが翌朝に巣箱に戻らないまま数匹を残して消える現象は、昨年の10月あたりから報告され始めた。27日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、この集団失踪がすでにカリフォルニア、フロリダ州など24州で確認されたと報じた。ハチの失踪数に見合うだけの死骸(しがい)は行動圏で確認されないケースが多く、失踪したのか死んだのかも完全には特定できない状態だ。
米国でのハチの集団失踪は、19世紀末から記録されており、1980年代にも2つの大型失踪が報告されている。だが、今回ほど広範囲な集団失踪は例がなく、ニューヨーク・タイムズ紙は「どの養蜂箱も空っぽだ」という生産農家の声を報道している。
(世界からのニュース:イザ!03/01 20:37 )
携帯電話がミツバチに帰巣に悪影響を与えていると報道がありました。
http://www.zeenews.com/znnew/articles.asp?aid=366079&ssid=364&sid=ENV
作物の栽培には、欠かせないミツバチ交配。これが行われなくなると、世界的食糧危機が津波のように起るだろう。アインシュタインが予言したという冒頭の言が現実になって来た。恐ろしいことだ。
この原因は特定できないが、複合汚染であろう。携帯電話の電波波も、野生動物の帰趨本能を狂わせているという。いよいよ、終末なのであろうか、地球最後の2012年が現実となるのであろうか。
まほろばでの唯一朗報は、熊野で今も日本ミツバチを昔ながらの木の蕪のゴウラで自然養蜂している森さんから7月中頃大量に入荷します。一切の異性果糖や薬も使わず、本当の原始養蜂の蜂蜜が食べられます。昨年は採れず、今年は皮肉にも例年より多く入荷します。また、お知らせします。
しかし、この事が何時まで続くのでしょうか。ミツバチは、まさに自然のセンサー役であったのです。
(250g ¥2.980 7月半ば入荷。その他、世界の蜂蜜を多種多様揃えております。)
コメント
今まで私たちは自然があることが、あまりにもあたりまえと考えてきてしまったのではないのでしょうか。
本当に蜂さん有難う、自然の虫さん動物さん植物さん鉱物さん天象さん空気さん太陽さん山さん海さん大地さん火さん水さん微生物さん食べ物さん有難うございます。きっと感謝が足りなかったのではないかと思いました。
蜂蜜楽しみにしています。
Posted by: 千枝子 | 2007年06月05日 14:16
ご無沙汰しています。
いつもありがとうございまーす〜☆
ネパールに行って来られたのですね。
旅のお話し、楽しみにしていますよ!
ミツバチの情報は耳にしていましたが、椎葉村でもですか・・・
カナダのオーガニック養蜂家の中では問題ないと聞いていましたが、あの山深い椎葉でも発生しているとなると深刻になってしまいますね・・・
やはり人の生活が、この現象の起原となっているのでしょうか。たくさんの生命が危うく、か弱くなっている現状を、もっと知る必要がありますね。
「自然」に感謝をいっぱい溢れるほど伝えたい気持ちです。
宮下社長にも感謝いっぱいです!!
Posted by: ますもと・まっこさん | 2007年06月05日 18:50
ありがとうございます。
あの平和に思えたネパールも、今のっぴきならない難問題を抱えて混迷中です。そのことを少し「折々の書」で書きたいと思っています。
ミツバチのシグナル、謙虚に受け止めたいですね。
まほろば農園は蜂が群がって、困っているのですが。これも、感謝ですね。昆虫の喜ぶ畑にしたいと思っています。自分の出来る範囲は狭くて悲しいのですけど、でも、ここで小さいなりに頑張りたいと思います。
応援、有難うございます。
Posted by: まほろば農民 | 2007年06月06日 09:23