« 年末・海産物コーナー T | メイン | 海産物コーナーU「天然車えび」 »

2007年12月23日

●心を観た人

絵本 9.gif
                          
まほろばの本棚に、
笹本戒浄述『真実の自己』という本が置かれている。
私は、これは古今東西の「不朽の名著」だと、信じて疑わないが、
今までどなたもそれに気付かれる方はいらっしゃらなかった。

これはまほろばの商品群の中で至宝のものだ。
もし、その意味を知ったら、人生の何たるかに歓喜するであろう。
今、精神世界ブームではあるが、何か皮相の観を否めなく、
不遜ながら、今一つ中心に向かう本も師もないように思われた。

 ある日、PCで、この「真実の自己」をやさしく解説しているHPで、出会ったのだ。
何とその方は、「さいとう ゆうこ」さんという女性であった。
その満載されたさいとうワールドには、世界の名画あり名曲ありで、見て聴いて、
とても愉しいもので、なかなか全て見終わらない。

しかし、最も面白いのは、彼女がヒッピー生活20年という、
世界放浪生活の中で、気付いた心の世界であった。
サンフランシスコに渡り、尺八で生活を凌いでいたことや、
インドで放浪したことなどなど。

そしてネパールで突如、自我の壁が落ちて自然と一体になって
全てが輝いて至福の時を味わったという。
それは禅でいう見性の体験だった。
それ以後運動音痴の体が自在無碍に動きだし、
どんな事も出来だしたのだ。

たとえば、いろいろな動物を真似て泳ぎが出来るという変わりようだ。
まさに心身一如を地で行っているのである。
人は、目覚めるとどうなるか、この方を見ていただきたい。

今日までの多くの経験や文化から、
人は長い間の教えや習慣などの心の縛りや思い込みで、
本当の自己が見えなくなってしまっているという。
彼女は、世の常識や判断が、世界を放浪することで見事に覆されて、
無垢の眼を持つようになれた。

さいとうさんは、私と同年代で、
若き日、あの数学者・岡潔さんに傾倒して修行された時があったという。
同じ道を通った親近感に、あの『真実の自己』がきっかけとなっていたのだ。

そして、生きた英語を使って来られた彼女は、絵本の翻訳の道に進まれた。
その世界の名作、珠玉の童話が、今回入荷された、但し一度切りである。
残念なことに、その出版社が今は無く、手持ち分を戴いたのだ。
各数冊ずつしかない。クリスマスも近い、
是非、貴重本を求められてください。(売れ切れ、ごめんなさい!)

きっと、その光が、少し垣間見られることでしょう。

絵本 10.gif
絵本 5.gif
絵本 6.gif
絵本 8.gif
絵本 3.gif
絵本 2.gif
絵本 1.gif
絵本 4.gif
絵本 7.gif


「絵本 翻訳 原始意識 」
 「さいとう ゆうこ」さんの ホームページへ ようこそ!
http://homepage3.nifty.com/yukosite/


コメント

やっと、さいとうゆうこさんのHPに出会えました。
やっぱりまほろばのブログは真面目に(?)読まないと・・・・

自分を包み込んでいるいろいろなモノから解放され、
自分自身から抜け出した時、
フワァ〜とした至福に包まれ、
静かな喜びがやって来た。
自分の中から一切の否定が無くなり、
『うん・うん  うん・うん』と
うなずくだけの肯定。
能動態も受動態も
意志が働いているような、ないような。
まるで空気のよう。
そしてそれは、
本当に静かかな喜びそのもの。

最近、そんな体験をしました。

コメントする