●ヘレン・ケラー女史
三重苦を克服したヘレン・ケラー女史,
8歳の時の写真が発見された。
ニューイングランド歴史系図協会が発表した。
1888年とのこと、家庭教師アン・サリバンと写っている。
そこには、「人形(ドール)」を最初の言葉として学んだといい、
人形と一緒にいる写真であった。
私が中学一年生の時、学校でパティ・デューク演ずる
「奇跡の人」の映画鑑賞に行ったことを思い出していた。
あの映画では、確か最初に覚えた言葉が「水 Water」であった。
前後の感動的な一シーンが今なお頭に焼き付いている。
水に触れて、Waterというスペルを掌に書くことが、
ゲームではなく、名前を綴っていることだったことにヘレンは気付く。
その時、物には固有の名前があることを発見する。
その歓びに、ヘレンの凶暴な性格は一変したのだ。
これが、水でなく人形だったら、ドラマではなくなるのかもしれない。
しかし、これは戯曲のための創作であった。
案外、静かな中に、ヘレンは気付いたのかもしれない。
そして、「奇跡の人」というのは、実は、
ヘレン・ケラー女史でなく、アン・サリバン先生のことだったのだ。
それは、「奇跡を起こせる人」という意味だったとか。
40年間の無知に恥じる。
そして、彼女はなおもこう言い放っていた。
「人生は恐れを知らぬ冒険か、無か。
(Life is either a daring adventure or nothing.)」
写真に写る二人の
深い実在感に感動する。
コメント
感動しますね。
サリバン先生の深い眼差しにも。
こんな写真観られるなんて
感激です。
Posted by: 桃子 | 2008年03月08日 18:10
驚愕 そして 感動
サリバン先生の深い眼差し
120年もの時を越えて
有難うございます。
Posted by: 桃子 | 2008年03月08日 18:12
サリバン先生が 奇跡をおこせる人だった。
目からうろこです。
Posted by: ゆきこ | 2008年03月10日 09:48