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2008年05月03日

●値上げまた良し!?

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1日から、ガソリンが再び値上げとなった。
給料は抑えられた侭、生活費が高騰する一方に、国民の不満は募る。
不満は、政治に、政府に向けられる。

「しかし、日本は高いのでしょうか?
環境先進国は、200円以上ですよ」と、
『地球村通信』で問われた時、ハッと我に返った。

今まで、日本は28カ国中24位だったという。
未だに、アメリカは100円以下だ。
欧州では、CO2の排出量を抑えるため、価格・税率共に高いらしい。

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この原因となる原油の値上げは、
中国・インドなど発展途上国での原油消費の増加と、
その投機として原油先物取引の価格上昇で、
この4年間で4倍になったためという。

この4月、原油は1バレル(159L)112ドルをつけた。(何と1970年は2ドルだった)
だが、石油原価は、70円/Lになっても、ペットボトル飲料より安いのだ。

石油や木材、鉱物などの自然資源は、人工の代替品よりも10倍位にせねば、
大量消費は改められないという。

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日本は、公共交通が既に整ったにも関わらず、
アメリカに倣い、毎年5〜6兆円を投入して自動車道路を延長し続けて来た。

その結果、JRのローカル線や私鉄、バス路線が赤字になって廃止された。
マイカーを持たざるを得ない状況を作り出し、自動車杜会に突入して来たのだ。

面積あたり世界最大の自動車道路!
面積あたり世界最大の自動車保有国!!
になった。

土建業と自動車産業は、GNP世界2位の経済大国に押し上げた。
既に、国全体が大量消費、経済優先に染まり切ってしまった。

この富と繁栄は、
虚構と幻想ではなかったのか!!

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英国は、2010年4月からガソリン税、自動車税を
地球温暖化対策として増税することを決定した。
省エネ自動車の普及促進のためC02排出量に応じて、
旧来型の車種は税金が高くなる。

日本のガソリン税は、道路を建設維持するための特定財源だ。
今後、自然保全を配慮した環境税を導入した
ガソリン価格を支持する意識が、求められている。

ガソリンを高くして、車を減らすのが、
最良・最善・最短の道なのだ!!

エネルギー効率は、
鉄道1に対して、バス3、航空6、自動車9(国土交通省)。
効率とCO2からも、車を減らし、公共交通や自転車にシフトすることを迫られている。

CO2を30g/1h出す人の呼吸に比して、
燃費10kmの車は、ガソリンを平均6L/1h消費し、
CO2を13kgを出していたのだ。(何と人間の430倍)

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(ドイツのベロタクシー、ドイツ版人力車だ)

ドイツなど環境先進国では、
@ ガソリンの値段を高くすることで、自動車を抑制する
A 町の中心地での自動車乗り入れ禁止(路面電車の延長)
B 路面電車の料金を格安、または無料に
C パーク&ライド、カーシェアリング(白動車の共用)
D 自転車専用道路、駐輪場の強化(自転車の奨励)
環境税で、風カ発電の電力を高く買い上げるなど環境政策を強カに推進している。

これからは、
歩こう、自転車に乗ろう、バス・汽車に乗ろう!
の時代になりつつある。
これは、節約と健康が、
一挙両得の得策でもあった。

コメント

学童保育の指導員をしていたとき、本好きの2年生だった愛さんが言いました。

「さわせん、日本ってさ、アメリカなの?」「何故?」「だってさ、そう思ったんだもの〜」
子どもってどこかで仕入れた語彙を繋げていきますが、わたしはそれを聴いていて「ぞくっ」としました。

実質そうなってしまったんですね。
「みどりの国まほろば」を次世代に残したいです。

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