●命がけ!小泉先生奮闘記
29日に佐藤水産主催の「小泉文化塾」で
『魚の発酵食品』と題して講演会が開かれた。
時に、佐藤水産さんでは、石狩に鮭の魚醤蔵を建て、
その『鮭醤油』のお披露目を兼ねた販売開始の記念日でもあった。
日本には、例のクサヤから始まり、鮒鮨やさば鮨などなど、
特に世界にも冠たる鰹節の発酵食品がある。
当夜、抱腹絶倒の話し振りに、人生訓も加えて、
甚だ愉快な時を過ごした。
実は、その前日、先生がプロデュースした食事会が、
「ジュノー」で開かれた。
北海道の名産品を、手際よく料理した味を堪能した。
今旬の時鮭やアスパラなど、すべて紹介し切れないが、
中でも、珍しく放牧牛のステーキが振舞われた。
その牛のいきさつを小泉先生は語られた。
そして、私の席に来られて、
長年、様似と長沼で800haもの牧場と農場を営んでいる
駒谷信幸さんを引き合わせて下さった。
農林水産天皇杯受賞や日本農業政策委員長など
国内農林漁業界の重鎮でもあった。
エリクサーチーズの「チッチ」の事も、駒谷さんに説明して下さり、
これから、是非協力して商品化に向けて頑張るよう、
仲を取り持ってくださったのだ。
(みなさん、小泉先生を取り囲んで上機嫌であった)
宴も終わり、入福水産の専務とカネスエの魚谷社長は、
小泉先生と一緒に飲みに行こうと、私を誘って下さった。
先生は気さくで偉ぶらず、本当に愉快な人である。
何でも、美味しそうに食べ、どんな酒も旨そうに嗜む。
その宴席は、さながらミニ講演会となった。
そして、最も印象に残ったことは、
命がけで、この仕事をされていることだ。
それは、アメリカのCIAから命を狙われていると、
冗談のようで、真顔でそう話される。
それは、真っ向から、食に関してアメリカを批判して、
決して後に引かないからだ。
正に命がけで、食の危険を訴えている。
自給率40%を切った原因は、
全て戦後の日本へのアメリカ政策によるとする。
3S(スポーツ、スクリーン、セックス)やスーパーを流行らせ、
日本国民を骨抜きにし、食文化を崩壊させたことなど。
牛肉協会が後手で反捕鯨運動を支援していることや、
バイオ燃料政策による、世界の食糧や経済破綻を招くことなど。
食糧自給率低下や自然環境破壊の元凶はアメリカにありとする、
小泉先生の論調は、観念や感情論でない。
実際、世界を歩きわたり、
現実社会で食の第一線に携わって痛感した
心の奥底からの絶叫に聞こえた。
以前、まほろばでも「クジラは地球を救う」と題してたよりを出したが、
今、世界の海の生態系が、クジラによって取り返しのつかない状況に追い込まれている。
是非、NHKTVで小泉先生・CWニコルさんVS反対派で、
捕鯨公開討論会を開いて欲しいと要請した。
公共の前に、その実態を明らかにし、
是々非々を論じ、国民にその真偽のほどを、
判断してもらいたい、と思っている。
詳しくは、「新潮45・6月号『達人対談』」に掲載された
「発酵食品で『チョウ能力』を!!」を是非とも読んで戴きたい。
丁々発止、ビートたけしさんと面白おかしく話す内容は、
実は、深刻にして示唆に富んでいる。
また今夜11時からHTB「素敵な宇宙船地球号」
『食卓危機 日本の食が崩壊する日 39%の恐怖』が放映される。
これは、必見である!!!!
小泉先生が出演される。
その命がけの意味が、お分かり戴けるものと思う。
コメント
本当に、本当にそうなんです!
敗戦と同時に長い年月を掛けて日本人の魂まで侵略されてしまいましたよね。
食は肉体と精神をつくる大切な行為
アメリカの高カロリー・高たんぱくの栄養学に占領されて体格は良くなりましたよね、
でも戦う為に生きているのではないので、本当にいいのでしょか?
病気も増えましたしね。
とてつもなく長い年月を掛けて
その風土に合う肉体がつくられ文化を継承してきたのに・・・・
小泉先生に感謝!!!
このブログの真意が多くの人に伝わりますように!
これから本屋さんにいってきま〜す。
素晴らしいい話をありがとう。
Posted by: まりこ | 2008年06月02日 11:39