●蓮物語
(古代蓮物語)
先日、滋賀の長さまから、「蓮の音」という人形の図録を見せて戴いた。
木暮照子さんという、私より少し上の人形作家で、
新しくも時代離れした、そのたゆとう感性の揺らぎに、
しばし、感慨に耽ってしまった。
(幸玉)
30年ほど前に、古代蓮に出会ってから、
その精霊に導かれるようにして、
蓮の様々な咲きようを、女性性に託して、
それは時を得、姿を得、風を読み、波に重ねて、
元より在って在るように、そこに置かれた。
(新生)
童女にしろ、母にしろ、菩薩にしろ、
その中に内蔵する母性と女性の情緒とは、
かくの如きものであったのか、と気付かされる。
(開花)
古典文学の中から、抜け出たような清々として、
豊穣な情感に、凛とした気高さがふたつながら相まって、
現代に失われた遠い日本の品格を偲んだ。
(醒花)
かつて、日本人は、
かような情緒の中で、日暮していたのかと思うと、
今立っている足元の地に着いていない事実に
寂しさに悲しみが折り重なる。
http://www.ne.jp/asahi/gure/teru/index.html
(HP「蓮に感じた神秘の宇宙」)
(古代蓮)
コメント
かつて、日本人は、かような情緒の中で、日暮していたのかと思うと
。。。私たちのDNAに 刻まれている存在が 懐かしいと思うのでしょうか
情 緒 。。。
四角い箱に 奥行きがあれば 丸い地球も 収まりましょう
Posted by: 楓子 | 2008年06月20日 09:44
蓮の花が開くとき 音がするのかと思ったら 花開くその時は
花びら同士のすれる花ずれの音がするそうな。
人形が優しくて愛らしくて
女の人はこういうふうにまぁるいと
素敵なのにねと思ひまして。
Posted by: 蓮の音 | 2008年06月20日 09:52