●北緯43度の慰安会
23日は、夏季慰安会で店はお休み。
サッポロビール園での会食。
総勢40余り。
所帯が大きくなって、改めてびっくり。
24年間、正月と夏の二回、札幌の名店で慰安会を開く。
同じ所を利用したことが無い。
観光客にとってビール園はお決まりコースなので、既に行ったものと思っていた。
しかし意外にも、そこでは開催していなかった。
その時、不思議な感を抱いた。
「エリクサーから無限心へ 最終章」にも記載したが、
世界的醗酵醸造ライン、ブレワーラインのことであった。
それは北緯43度線上に、世界の醗酵醸造の名産物が集中していることだ。
サッポロ・ミュンヘン・ミルウォーキーとビールのメッカがその線上にあり、
今日、日本の象徴でもあるサッポロビール園に戻って来たことが偶然でないような気がした。
先日、モンゴル要人一行が、ここで晩餐会を開いた。
モンゴルは遊牧民族であり、騎馬民族発祥の地で、我々モンゴロイドの原点でもある。
そこは馬や羊の乳製品が自然発生的に伝統的に造られて来た。
また彼らを「ジンギスカン、成吉思汗」でもてなしたのも不思議な想いが交錯する。
当然、北緯43度線がモンゴルを走っている。
そして、数日後、ウズベキスタン・キルギス・タジギスタン三国から農業視察が来られた。
実にその三国はカスピ海の傍にあり、ヨーグルトの名産地でもある。
しかも、日本人のルーツとされているパミール高原からアラル海に注ぐ水源がある。
そこにも、北緯43度線が貫いている。
これらの事、偶然の一致であろうか。
今、この場で、この時を過ごしている。
これは、神の意図が隠されていると言えば大袈裟であろうか。
その一連の意味づけの壮大な仕掛けは、
歴史的時間、地球的空間にわたっている。
改めて小冊子を読めば、御理解戴けるものと思う。
その日、皆と集いて心新たなる門出を祝った。
本店、厚別店、農業部門、ソフテリア、喜びの家が集まっての合同食事会は、
心と身を一つにさせ、明日への英気を養ってくれた。
20年選手も多い中、入り立ての新人選手も多く、皆一体になって溶け合う。
43度の意味合いを、原点に帰って、もう一度追求しようと心新たに決意した。