●旨し珍し味道中3、「鮪とクジラ」
(手前から戸井漁協、さくら漁協、大間漁協の本鮪と仕入れ担当の佐藤信俊さん)
今朝の道新に、松前でこの5日間に鮪が2500匹水揚げた、とあった。
さくら漁協では今まで20尾前後だったが、
一挙に一日600〜800尾にのぼったという。
25年前から一本釣り、15年前から延縄漁が始まったが、
これほどの大漁はなかったらしい。
日本海を回遊する二年魚の本鮪、メジ鮪である。
稚魚が多く生き残る現象が、十年に一度あるというから、
今年はその当たり年。
そのおこぼれで、今朝入荷の鮪、g¥270という安さです。
すぐ売れ切れますので、お早目のお買い物を。
そして、クジラも入荷。
釧路沖で、試験操業のミンク鯨。
今年は、後一回の入荷があるのみ。
これは、出荷鯨肉調査票。
漁獲者・荷主は、「財団法人 日本鯨類研究所」とある。
環境保護団体、自然食関係で捕鯨反対を唱える向きもあるが、
まほろばは、大賛成の立場をとっている。
小泉武夫教授、C・W・ニコル氏の主張に、共感している。
食糧難到来前夜、クジラは日本を救うとまで言及している。
その理由に関しては、既にたよりに記しているが、ここでは省きたい。
何事もそうであるが、長いスパンで培って来た伝統や文化の深い意味合い。
今一度、謙虚になって見直すべきと考えます。
http://www.e-kujira.or.jp/topic/coo/05/0917/index.html
(全国各地で開かれている「鯨と食文化を語る市民の夕べ」から)