まほろばblog

市販されているフライえびパックの裏表示をご覧下さい。
多くは亜硫酸Ｎａと表記されている。
この亜硫酸ナトリウム塩は防腐剤であり、漂白剤でもある。
これは、解凍すると尾が黒く褐変するのを防ぐ薬剤。
これが添加されているので、天然えびでも仕入れられない。

そこで、まほろばではこれを何とかしようと、無添加に挑戦。
先ず、板状になった天然えびを１尾づつ解凍するのに、
水に、木曽路物産の重曹とモンゴル湖塩とクエン酸を溶いて入れる。
そしてバラバラになった所で、水から上げて水分を切って再び急速冷凍。
水道水だと、肉身が崩れてプリプリ感が失われる。
ところが、この魔法の水は、それがなく歯応えがあって、
旨味が水に逃げていないのだ。

そして、簡単に変色しない利点もある。
これは尾の変色防止とはいえ、身全体に薬害が及ぶ。
その害が無いだけ、安心して食べられる。
しかも、養殖の中の密殖でもない、安全な粗放方式でもない
天然物が天ぷら、フライなどで安価で味わえる。
こんな願ったり叶ったりの方法で販売したのは、
まほろばが国内外で初めてではなかろうか。

この重曹＋湖塩＋クエン酸の解凍法は冷凍鮪などに応用されている。
肉の色目が全然違い、生と見紛うほどの鮮やかな発色をする。
しかも、ドリップが出ず、新鮮で旨味が残る。
この解凍方法が、一般に応用される事を望みたい。

このたび、まほろばで、この「無投薬／天然えび」を販売開始した。
　　　　　　　　　　　１P（約15尾）　￥７８０