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2009年01月17日

●「天の警告と0−1テスト」 U

厚別店 新装 4 メンバー.jpg

昨年末に書いた「天の警告と0−1テスト」。
更に前後談があった。

まほろばでは、0−1テストを全ての判断基準にしている、と聞けば、
何か神がかり的な、何か怪しい集団かと思われがちだ。
その一つに、浄水器エリクサーがある。
これも、終始一貫して0−1テストで造ったが、
その後のリサーチは、徹底した科学的分析と考察を行っている。

エリクサーに関して、何か疑問を提示されると、
相手が高名な医師であろうと、専門家であろうと、
とことん討論して論破するほどの、
哲学と資料と結果を積み上げて来ている。

経営もある意味、同じかもしれない。
毎月の経理は細部にわたって行き届いたTKCのコンピュータ管理だ。
それは水も漏らさぬほどの隙間なきチェックが入る。
ある意味息苦しいかもしれない。

だが、私のその読みは、はなはだ大雑把なものだ。
大体の流れが分り、大局が掴めれば良しとしている。
それよりも毎日毎日、働くので精一杯の状況なのだ。

経営方針も創業から一貫して変らず、不動である。
あれこれ時流を見て、売上げを見てどうするこうする、
といったことは全くない。

厚別店 新装 1.jpg

例の、ショッピングモール入店の件でも、
細緻にシミュレーションして、あらゆるケースを検討しても万事OK!だった。
会計事務所の所長さんからも、「後はやるしかないでしょ」とまで後押しされたのだった。
だが、そこまで太鼓判を押されても止めたのだ。

数値で詰めても、経験で判断しても、成らないものは成らない時がある。
逆になる場合もある。
これはもう、経営者の直感としか言いようのないものかもしれない。
そのきっかけの一つにこういう事があった。

厚別店 新装 2.jpg

実は、新店舗の店長に先の佐々木信豪君を予定していたのだ。
そのために短期間ではあるが教育し、また彼自身も受けるに充分な才覚実力があった。
ある意味、彼が居なければ、想定出来ない面があった。
ところが、この話が煮詰まって、後もう一歩という時に、
彼は、「会社を辞める」と申し出て来たのだ。

この時、ある種の兆しというか、不吉を初めて感じたのだ。
入念に計画したものを、一朝の許にご破算にしたのに時間はかからなかった。
少しの未練を残すとはいえ、0−1テストの指示するように出店を断念したのだ。
そして、その半年後・・・・・・・

厚別店 新装 3.jpg

そのショッピングモールが開店する10月27日、
何と、佐々木君が復帰したのだ、しかもその当日に!
「家の都合がついたので、再び働かせて下さい」との弁であった。
「何という事か!!」と、驚愕したのだった。

これは偶然というには、余りにも出来すぎた話で、我ながら身震いしたのだった。
おそらく、天は彼を使って、私達を断念させた、と言うしかないであろう。
この時、何かの導き、と思わざるを得なかった。
良い話には、思わぬ落とし穴があるものだ。

「もっと、地道に歩め!!」という天の叱責に、襟を正さざるを得なかった。
そして、歳を開けての就職難、世界的な大不況風である。
外に大きく広げる時ではなかった。

今、厚別店も若い渡辺君が入って、
見違えるほど店が変り、輝き出した。

「これで、良かったのだ!!」と、
胸をなで下ろしている今日この頃、
歳の初めの感慨であった。

厚別店 新装 5.jpg

 

コメント

いつも拝読させていただいております。

大変 いろいろなことを学ばせて頂いております。

こころから感謝申し上げます。

「天をして彼を使って、私達を断念させた、と言うしかないであろう」

「これで、良かったのだ!!」と、
胸をなで下ろしている今日この頃、
歳の初めの感慨であった。


途中 ドキドキしながら読ませて頂きました。

『すべては完璧なシナリオしか来ない』

ふと 蘇った言葉でした。


ありがとうございました。

また 蘇らせて頂きました。

感謝

合掌
                  ひとみ拝

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