●舎毛音/しゃもういん
今日より、めでたき初売り。
一年の無事静平を祈って、雅楽奉納。
地下「無限心庵」では、従業員一同祈念。
エリクサー給水場前で、お客様と共に歳の初めを祝賀。
今朝一番、地下洞にて、笙・篳篥・竜笛の合奏を聴いていると、
その倍音が、ことの外、力強く、綺麗で、良く鳴り響いているなー、
と感心していると、その内、
何か別な音というか、声というか、
終るまで何度も何度も耳鳴りのように聞こえて来て、
「不思議だなー、何だろう?」と思った。
星野先生の指導よろしきを得て、
西野さん、千石さんの上達ぶりは、目を見張るものがあった。
二人の管がよく鳴り、よく通って、聞いていても
その充実振りが理解出来た。
演奏後、何気なくその事を聞いてみると、
「それは『舎毛音』というものではないですか!」
と驚かれた。
何か、とても縁起の良い予兆で、
昔、戦いの前の演奏で、
この音が鳴り響くと、勝利が確信されるのだという。
聖徳太子は陣中でこの曲を奏で、
物部守屋(もののべのもりや)の大軍を破ったともいう。
その由来をご紹介する。
「陪臚/ばいろ」
林邑八曲の一なり。
天平中僧菩提等の伝ふる所。
此曲は軍陣にて奏し七返に及ぶ時、
「舎毛の音(こえ)」あれば勝ち、
無ければ負くと云う。
舎毛音とは仏力神通を施す時、
白毫より光明を放ち、
毫音の鳴るを云う。
源義光此楽を貴び、
出陣ごとに之を奏せしとぞ。
(元楽部楽長・上真行著『楽曲解説』に拠る)
(福田農園長作:「宝船」注連縄や金時芋の藁箱などの再利用で作った力作)
何かに集中すると白毫/第三の眼の辺りが、
切り込むような感じになるのは、
若い時からのクセなのだが、
今日は意識しなくて、この音が聴こえた。
古典によると、これは吉兆・吉瑞なのかもしれない。
正月の初事が、この巡り会わせで、
きっと、今年はまほろばも善き運に恵まれるのかもしれない。
しかし、何時も大発展などは、願ったことは無い。
垂幕にも書いたように、
「平安無事之年」であれば、
充分天のご加護・ご指導を得られたと満足する。
今年もつつがなく何事も無く、
ご縁ある方々が平安であらんことを・・・・・・・
コメント
宮下社長はじめ まほろばの皆様
今年も新年の素晴らしき機会を与えて下さったこと心より感謝申し上げます。
演奏の機会をいただき、今年で三回目のお正月となりますが、今思うと初年度はまだ不慣れで、演奏すること自体に意識がとられていたように思います。
ところが今年はまったく感覚が違いました。
透きとおった新年の空気。
無限心庵に流れる霊気。
社長の新年の御祝辞から伝わってくる透明な力ある波動。
社員やスタッフの方々の調和的なやさしい空気。
そんな素晴らしい宝物のような、言葉にできない何かを感じつつ溶け合いつつ、気付いたら無心で演奏していました。
演奏後、千石さんが「無心で演奏できた〜」と言った時、「えっ、やっぱり〜?」と驚き、
社長や専務の洋子さんが「何か音が天井を突き抜けて、耳元でぶ〜んと響いたりしていたんだけど」と聞いてまた改めて驚きました。
これは無限心庵の為せる技?
もしかして伝説の舎毛音?
またひとつ無限心庵の伝説が生まれた瞬間にもしかして係われた?
だとしたら今年はなんて幸先が良いんでしょう。
本当にありがとうございます。ありがとうございます。
ますます精進いたします。
それに、また今年もしょっちゅうお買い物でお世話になります。
いつも安心安全で、しかも美味しいものを沢山用意して下さって本当に感謝しています。
スタッフの方々の感じの良さにも毎度心が洗われ、皆さんの多才さにはいつも驚かされています。
いったいここは・・・と何度も思いましたよ(笑)
今年もまた一年お世話になります。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
Posted by: 西野 | 2009年01月05日 23:38