●「花麻香」と「三五香全」
昨年末、「麻の神聖 『麻羽/あすわ』」と題したブログをご覧になって、
問い合わせの電話やメールが立て続けに舞い込んで来たのには、
いささか驚かされた。
麻の神性と癒しの潮流が、現代人の心を喚起させるのだろう。
歴史的麻のもつ効用と意義を今一度学び直す要があるように思われる。
http://www.mahoroba-jp.net/blog/2008/12/post_423.html
それはさて置き、この度「麻羽」シリーズでミニ「麻羽」とも言うべき
『花麻香(はなあさか)』が、ようやく発表された。
見ての通り4,5cmほどの可愛いものだ。
作者は、滋賀県に住まわれる長(おさ)早苗さん。
長年麻と染めの研究をされ、当地の草津青花を染料材として用い、
さらに紅花と、精麻に染め分けして何と七色の見事な房を完成した。
古神道にも造詣が深く、清め祓いの原義を深く考察されて、
現代の邪気祓いグッズを創造的に作り上げられた。
それは、古めかしい近寄りがたいというものではなく、
誰でも手軽に身に付けて馴染めるもので、
お年寄りから若い女の子やお子さんまで幅広く愛されるものとなろう。
可愛い鈴もまた、古くから祓い清めの道具として重用されて来た。
形といい、色といい、音といい、すがやかな清風を招くには、
これほどシンプルに凝縮された携帯品もなかろう。
これを首や耳から下げて装飾品としても、古風にして新風。
豊かな個性が感じられる逸品ともなろう。
さらに、これに香りが加われば完璧、
と長さんに言われたヒントに、
ついつい私も乗ってしまった。
香りも香道があるくらい、修身の重要な位置を占めている。
エッセンチアの篠原先生が台湾で仕入れたばかりの漢方の香木。
これよとばかりに持参してもらって早速調合作業に入った。
質量を一瞬にして決める俄か調香師。
その間、10分。
0−1テストは誠に重宝で便利この上ない。
香道のコの字も知らなくても、エッセンスのエの意を知らなくても
出来てしまう不思議さがある。
顕在的知識・経験がなくても、その人の潜在的意識界に光を当てて、
無限の闇から、その答えを引き出す。
その人の隠れた理想と言おうか、夢と言おうか、
それをくっきりと明確に形にしてこの三次元に顕してくれる。
これは従来の0−リングにはない、
画期的な0−1創造メソッドでもある。
そしてさらに、これが自己的なものでなく、神意ではないか!、
と思われることが偶然のように起ったのだ。
それは、名付けの時だった。
「三五香全」
これを何故か「アナナイこうぜん」と呼びたかった。
香木を後で数えてみて、十五種類も使っていた。
そこで、この十五を三×五と分けてその読みを探った。
ある辞書に三五を「アナナイ」と読ませていた。
その意は、何と麻に奇しくも一致していたのだ!!
アナナイとは麻柱のことで、高い所へ登る足がかり、足場の意、と言う。
何と言う妙合であろうか、正に達意ではなかろうか。
そこで、「全(まった)き香」ということで、香全と最後に付した。
その中には沈香や白檀は無論のこと、普段耳にしない珍木もあった。
また液体の西洋物だけと思われていた
乳香や没薬の精石も加わって、不可思議な調整が為された。
際立った香りは、惹き付けられる人もある一方、好みも分れ飽きも来る嫌いがある。
しかし、複合的な調合は様々な波長を内に含みながら、
外見は単調平凡なようで、実は内的に万人の性質を呑み込む懐の深さを有している。
今回の「三五香全」は何処かで聴いたようで、実は何処にも無い香りがちりばめられて漂う。
香りは、五感の最も根源的な記憶を蔵していると言われている。
遺伝子の数が、他器官に比し圧倒的である。
その詳しい内容は自著の
「記憶と前世」、「『心の花束』をあなたに」及び、
「香のこと」を参照して戴きたい。(無料進呈)
「花麻香」にこの「三五香全」が加わって、
一層深みが増し、
房で周りを祓い、香で場を変えれば、
居る所、行く時として聖域に非ざるはなし、
という事になろう。
現代の環境と人の力では、どうにもならない今、
このちょっとしたアイテムが、
あなたを一瞬にして邪気から遠退け、
清涼なる氣雰をもたらし、
菩薩の来迎を観ることが約束されるだろう。
先日の「0−1テスト講習会」においての初売り。
たちどころに完売。
皆、説かずとも、その放たれる氣を敏感に嗅ぎ分けられたに違いない。
「花麻香」(「三五香全」付き) 一式 ¥3.900
(「麻羽」 一式 ¥3000)
コメント
イヤー、ヘンプに挑戦されていたとは。讃岐には大麻神社があるといいますが、一度行ってみたいと思っていました。まあ、行けるかどうかはわかりませんが、とりあえず、「花麻香」(「三五香全」付き)予約します。
邪気祓いをしてみます。ほんとうに、いい仕事されていますね。6月には帰ります。
Posted by: 有岡 眞 | 2009年05月12日 17:58