●お答えいたします 2、
私たちが25年前に自然食品店を始めた頃、どんな動物性食品も0−1テストすると、良いものがありませんでした。
野菜もほとんど良いものがありませんでした。(現在も同じですが)
自然農法のもの(無肥料か、動物性の厩肥を使わないもの)は、無農薬なので、安全性はプラスなのですが、免疫力(自然治癒能や抵抗力)はあまり高くありませんでした。
私たちの言葉で言うと、生命力がそれほど高くなかったのです。
総合的に一番良かったのは厩堆肥を使った無農薬のものでした。
化学肥料は、厩堆肥と共に少量使えば、農薬ほど悪いものではありませんでした。
しかし、厩肥は、エサに化学物質の多いものは×で私たちの知る限りでは、競馬場の馬糞が××でした。
ただし、安全性さえ確保されれば、厩肥は使った方が◎でした。
【余談ですが、農薬は、除草剤が一番悪いと反応しました。
どんなに他の農薬を使ってなくても、除草剤を使っているものは、即座に×でした。免疫系とホルモン系で×になりました。
環境ホルモンが騒がれた時に、除草剤がホルモン系と分かり、なるほどと思いました。
今でこそ、JAS法ができ、除草剤を使っているものは有機農法とは表示できなくなりましたが、それまでは、無農薬と表示されていても、除草剤だけは使っているという野菜が多かったのです。】
このことは、野菜に限らず、人間も同じで、安全で、自然に育てられた動物性食品は、上手に取り入れた方が、体調も良いし、パワーも免疫力も高くなるのです。
まほろばでは、ガンの方の健康相談に肉も、魚も乳製品も、卵も使っていますし、よほど手遅れでない限り、それで治っていきます(但し、0−1テストに合格したものしか使いません)。
もちろん、私たちも毎日食べています。
従って、森下先生や、甲田先生の言われるように、肉や魚は一般的には、発ガン物質になることが多いのですが、本質的には(安全な物は)、抗癌物質であるというのがまほろばの考え方です。
但し、病気になった時や、カロリー過多の時は、動物性食品に限らず、カロリーのある3大栄養素(糖質、たんぱく質、脂肪)の代謝能力は低下してしまいます。
従って、病気を治す時は菜食の方が良いのです。
代謝できないものは、ガン細胞のエサになってしまうからです。
ガンを始めとする現代病のほとんどは食べすぎなので、ご飯もパンも砂糖も、肉も魚も卵も乳製品も大豆製品も、豆類も、カロリーのある物は全部抜いてあげます。
そして、薄塩味の(人によっては無塩)の白菜スープだけあげていれば、カロリー過多が段々取れてきて、次第に体に不足しているもので、しかも代謝しやすいものからプラス反応になり、次第に食べられるものが増えて行きます。
0−1テストの順番で食べていくと、過不足のバランスがとれていきます。
毒素の多い人ほど半断食状態が長く続き、病気の細胞が逆分化して、有用物質やエネルギーに変わったり、排泄されたりして、次第になんでも食べられるようになる頃には、病気の症状は消えているのです。
血液の栄養バランスがよくなると、病気の症状は消えるのですが、もちろん、内臓まで良くなるのは、4ヶ月くらいかかります。
このような長い間の0−1テストの実験と実践によって分かってきたことは、現代人は、一般的に言って、糖分のみならず、炭水化物やリノール酸系の植物油(紅花油、ゴマ油、大豆油、ピーナツ油、トウモロコシ油、調合サラダ油、調合油、ひまわり油、綿実油、米ぬか油、特保の油など)の、取りすぎで、カロリー過多になっている場合が多いことでした。
(私の書いた小冊子『糖について』と、『油について、T、U』をご参照下さい。
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また、ホームページに掲載されている『人の天食とは』のシリーズも参考になると思います。
これはまだ未完で、最後の閉めが出来ておりませんが、その内書くつもりです。
以上、十分には書きつくせませんが、さらにご質問があれば、また、お答えしたいと思います。
有難うございました。