●金鋒教授、来道
中国科学院と言えば、ロシア科学アカデミー、フランス科学アカデミーと同じように、
中国を代表する頭脳の最高学府である。
金鋒教授は、東大を主席で卒業された優秀な科学者。
中国でもトップの学者である。
今、乳酸菌革命で脚光を浴びている。
「菌やウイルスを殺していけない。
生物はウイルスによって進化し、
バクテリアによって守られている」
として生命共生の世界を訴えておられる。
ところが、教授はモンゴル出身で、
何と竃リ曽路物産の鹿野社長は、既に昔から
彼をブレインとして迎えて、クエン酸の研究などして貰っていたのだ。
その縁の不思議さに驚いた。
時々、来日されておられる。
そこで、鹿野社長にお会いしたい旨をお願いしたら、
何と北海道に連れて来て下さったのだ。
6月の3〜5日のことだった。
そして3日間、同行して、その学識の豊かさ、
見識の深さには改めて感銘した。
乳酸菌の活用についてはさることながら、
エリクサーを最先端技術によって、
普及化するアイデアには、興味が尽きなかった。
エリクサーセラミックやエリクサー本体のエネルギーを、
日常の身近に帯びることが出来ないか、
という私にとって夢のようなことが実現されるかもしれない。
(北大・農学部での講義)
初日は、道立食品加工研究センターの長嶋応用科学部長に
話しを持ち掛け、北大生物学科の浅野教授の農学部で、
専門家や学生を相手に、乳酸菌革命の最新情報を伝えて下さった。
皆興味津々として食い入るように聞き入った。
乳酸菌でも桿菌における可能性の大きさに驚いた様子であった。
その後、まほろばにお越し戴いて店内を見て、
色々と話が尽きず、地下洞にも興味を示され、
日光が無くても棲息出来る植物を栽培すればよいとアドバイスしてくださった。
(有機の豆乳に乳酸菌を入れて、醗酵させる。簡単にとうふが出来るという)
小樽の夕日の見えるホテルで一泊。
翌日まほろば農園にて乳酸菌の農業応用について語ってくださり、
乳酸菌資材の使用検討をする事にした。
金教授はECエコサートの国際検査員で、有機農業にも明るい。
これから、さらに精度の高い有機認証団体を日本で立ち上げたいと言う。
その後、酪農学園大学に行き、モンゴルに度々、
菌を採取に行かれる石井教授の学生に、特別講義を戴いた。
学長とも会い、モンゴルより留学生が何人も来て、
人事交流など、友好関係が既に築かれている事に、
心が開かれた思いであった。
(チッチを試食。モンゴルチーズに似ているという)
そして、宮嶋さんの車に同乗して一路、新得の共働学舎へ。
夕刻、サホロリゾートに到着して、
翌日の共働学舎の視察を楽しみに眠りに着いた。
次の朝、いよいよ園内に案内され、その壮大な風景に、
教授はいたく感動、モンゴルの草原を思い出したという。
チーズと乳酸菌の関係は切っても切れない関係。
新しいタイプの乳酸菌を使用してのチーズの創作にまで話が飛び、
大変楽しい一時を過ごした。
金教授は、すっかり北海道が気に入り、
第二の住いを建てられるかもしれないと皆で談笑。
又の再会を期して、千歳の空を後にした。
(共働学舎のチーズにNS乳酸菌を付着させておられる)
この間、共に三日間同乗して、尽きせぬ話と、
取り組む課題を沢山戴いた。
明日からチベット、北京と旅して、金教授と再会する予定。
乳酸菌事業計画や新商品製作、
エリクサーの新しい活性方法など、探るべく渡航する。
これによって、また新たなる展開あることを期したい。