●千万人と雖も、吾往かん
今月9日(日)、東京でトータルヘルスデザインさん主催の
「国際自然医学」森下敬一会長の講演会が開かれた。
「ガン・慢性病の食事療法」と題された内容は、
腸造血論の血球の起源から、世界長寿村調査まで多岐にわたり、
力強く、野太い会長の生き様に、改めて感服。
一生をかけて、命を張ってまで
自分の主義思想のために生き抜くことは容易ではない。
医学界を敵に回しても、自己の主張を譲らない!曲げない!!
そんな勇気ある信念を独りで貫けるか。
改めて、これはスゴイことと思われた。
孟子の説く(『孟子』公孫丑上篇)
「自反而縮。雖千万人。吾往矣」
「自(みずか)ら反(かえり)みて縮(なお)くんば、千万人と雖(いえど)も吾(われ)往(ゆ)かん」
を、地で行っていたのだ。
これぞ、男の生き方と言えまいか。
その中で、最も印象的なお話が、
「日本における適正人口は4、000万人。
今まで、西洋医学を批判し、医食同源の道を説いていたが、
病院で死ぬのも自然淘汰の現われで、これも良しと最近思うようになって来た。
どうぞ、自然回復のために病院に行ってください(笑)」
一見笑い話で終るが、中々公然として言い放てるものではない。
それは、これまでの信念が言わせしめたので、誰も反論出来ないだろう。
そこに、清風が吹くのさえ感じられた。
私もその前、「エリクサーあらしめている存在(もの)」と題してお話させて頂いた。
その内容は、記事になるか否かは分からないが、
エリクサーを知らない人には、何を言っているのか分からず、
エリクサーを知っている人には、生きるヒントになったのかもしれない。
最近、筑波に転居された井田さんなどが聴きに来て下さって、
まるでまほろばで話しているような気楽さだった。
話していても、楽しかった。
その前夜、天女座のライブがあって
3時まで準備、仮眠して5時に起きて一番機に飛び乗る。
頭、朦朧としている中、会場ビッシリのお客様に目が覚めた。
(「自然医学」誌、まほろば扱い。¥472)
昨朝、「自然医学」9月号が送られて来た。
5月に開催された「燦々会」の講演内容が掲載されている。
「エリクサーと自然観」と題された内容は、
水の結晶云々にまで言い及んで、
美醜・善悪を超えたエリクサーの本質論を説いている。
そして、この一年間「北の空から」のタイトルで連載が始まる。
今回は『格尓木(ゴルムド)の平原に立ちて』と題して。
ただ、残念なのは、印刷時に最終稿が初稿に何故かすりかわって、
不本意なまま、文意がすっきり通らなかった事だ。
公に出された文なので辛いものがあるが、次回に繋げるよう努力したいと思う。
「自然医学」社やまほろばで扱っているので、どうぞご覧下さい。