●彼岸の光
(無限心(ハート)の中心部の上に、金のチェーンでチベット原産の
ハーキマーダイヤを吊るしている。そこに光が届いている)
話題山積みなれど、書く暇(いとま)なし。
しばらくセラミック製造中で、気も漫(そぞ)ろ。
そんな中、お客様から、「昨年の「光の乱舞」今頃でしたね」というお言葉に、
ハッとして、早朝、朝日を浴びるエリクサー台を観る。
燦々たる射光に、めくるめく陽の回転に息を呑む。
この彼岸の頃、真東から太陽が昇るのか、玄関の真正面から陽光が仰げる。
店の設計時、お客様は極陽の東から入り、西の黄金浄土に帰るように祈った。
まほろばは、何時も平安と盛況の中で日暮しさせて戴いている。
エリクサー台の上の虚空に上るかのような光に導かれて、
まほろばは今日も静かに動いている。