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2009年11月09日

●米内会長、道から表彰される!

この度、「北海道産業貢献賞」を
兜ト内青果の米内功会長が道から授与されました。
誠におめでたい事、この上ない慶賀です。
おめでとうございます。

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今、中国で一番注目されている健康法、それは「野菜スープ健康法」。
それが飛び火して、今や韓国、香港、ヨーロッパ、アメリカでも人気上昇中とか・・・
みなさんの記憶に新しいと思われますが、
その火付け役が日本で1990年頃から始まった。
しかし、その凄まじいブームは94年、ある人の医師法違反の逮捕で幕を閉じた。

その今から20年ほど前、まほろばでは日本で最初の「有機の町」宮崎県綾町から、
有機の大根を、東京市場を通してわざわざ引いていた。
しかし、それは運賃の下敷きになって売値が馬鹿高いものになってしまっていた。
そこで一案、札幌卸市場で懇意にしている米内青果さんに頼んで、
混載トラック市場便で取って戴くことになった。

それで価格が安定し、買い易くなったのは言うまでもない。
「野菜スープ」ブームも加わってか、それは飛ぶように売れに売れた。
その時のご縁で、本格的な米内さんとのお付き合いと、
米内さんご自身、有機野菜専門仲買さんとしてスタートを切った。

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(「心の町・綾町」小冊子、無料配布)

ことに印象深いのは、二人してその綾町を訪ね、
故郷田実前町長と親交を深めたことだった。
そのことは小冊子「心の町 綾町」に詳しい。
この出逢いが、米内さんをして覚醒させた。
それは、今までの青果業路線の大改革・大革命でもあったのだ。

だが、周囲の大反対、
そして仲買さんや関係者からの誹謗嘲笑等々に耐えて、
ご自身の信念を貫かれて20年、
遂に道までが認める存在になられたのだった。

時代が後押ししたと言えば、簡単だが、
現実に、取り巻く現場は厳しいのだ、今でもなお。
表向きの自然や環境志向といえ、実際消費者はこの不況の風の煽りを受けて、
高い安全な食品へとは一歩踏み出せないものがある。

そこを将来を見据えて、一途な信念を以って、今日まで貫徹された。
様々な学会・講演会に出席しては耳を傾け、あるいはパネラーとして発言し、
また足繁く農家を廻り、交流し、指導し、共に手を携えて歩まれる。
難易度の高いJAS認定扱い業者としての資格も得、
道内に魁けて公共施設での認知、道外までもその名が轟いた。

それにより、市民の有機への認識度は一段と加速され、
またデパート、小売店、レストラン、居酒屋さんなど、
より良い野菜を求める人々の手軽に入手出来る扉が開かれたのだ。
北海道のクリーン農業の一翼を担われる先駆者として、
それは当然の受賞でもあったのだ。

さらになお、今後一層のご尽力とご発展を祈るものであります。
この一粒種の存在は大きく、必ずや千万倍に拡がることでしょう。
ますます、お体を大切にされて、
この大道を次代に継げられん事を。

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次に「北海道産業貢献賞」の受賞内容を記載します。

    【功績の概要】
昭和61年に米内青果株式会杜代表取締役杜長に就任し、
平成20年からは代表取締役会長を務めている。

この間、いち早く、「環境保全型栽培」や「減農薬・有機栽培」などの、
自然環境に優しく健康で安全な野菜・果物へのこだわりを持ち、
全国各地より厳選して集荷し、安全で安心な生鮮食料晶を消費者に提供する
取組に尽力したいこの取組は、札幌市中央卸売市場に入場している
青果伸御業者28社の中で先駆けて行っているものである。

自杜の経営状況の向上のみならず、業界内他社への模範となっており、
業界全体の底上げに寄与するなど、
.永年にわたる企業活動を通じて本道の産業経済の発展に貢献している。

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(この道60年、ご夫婦で手に手を取って来られた道程は尊くして尊い)

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