●「イナウ」と共に今年よ、ありがとう!!
アイヌの御幣「イナウ」の制作をお願いしていた結城幸司さんが
わざわざ、その入れ替え儀式のため、大晦日の今朝来店された。
カムイや先祖と人間を繋ぐ大切な祭具「イナウ」は、神聖な供物でもある。
新生な年を迎えるに、先ず新たなるイナウを迎えようとの願いが叶った。
先日書き上げた「自然医学」の連載原稿が、たまたまアイヌ精神文化のテーマだった。
「終わりの滴(しずく)、始まりの滴」と題して、自分としても瞠目するべきことだった。
それは、「まほろば」という音韻が、実はアイヌ語を祖語として遡れること、
そして、ある偉大な思想哲学を蔵していたのだった。
私のアイヌ文化に対する思いが、一変というか、飛翔した感じだった。
この思いが、今年の締めくくり、来年への展開を、イナウを介して引き寄せたのだ。
結城氏の祝詞はアイヌ語と日本語の混じったもので、
それから感じたことは、ひたすらみんなの幸いを願うものばかりだった。
アイヌ民族の優しさ、和やかさ、明るさに、このように感動するのは、
実は日本民族も、他民族も根底は同じなのだ、ということではないのだろうか。
今年一年、いやまほろばのこれまでを締めくくるには、
さり気ない小さな儀式だったかもしれないが、これは大きな節目である象徴だった。
天から、平和のメッセージを戴いたのだ。
来年から心新たに、食を通して平和の行進が出来ますことを。
この一年、まほろばをご愛顧戴きました事、
深く深く感謝申し上げます。
来年は、皆様にとりまして、和やかな歳となりますよう、
幸せな日暮しが出来ますよう、お祈り申し上げます。
ありがとうございました。
コメント
まほろばの皆さま
今年も一年、大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年を。
橋本
Posted by: muso 橋本 | 2009年12月31日 16:42
昨年の秋にアイヌの民族舞踊を見に行きました。それから、アイヌをはじめ先住民族のことを学んでいるところです。
大変美しい厳粛な自然心が芽生えてくる感じがしています。
弱者のジェノサイドを味わったことがないので実感できませんが、自然神との出会い方をもっと知りたいし、感じたいものです。
今年もよろしくお願いいたします。
まほろばエリクサー水で姉もわたしも、主人も癒されています。
ありがとうございます。
Posted by: 澤田季里 | 2010年01月01日 01:00
皆様
今年もよい年でありますように。
無限心庵の厳粛な雰囲気に打たれました。
イナウは、誰でもがそう簡単にうまく作れるものではない、と以前どこかでうかがいました。
山に入って木をいただいてくることから始まり・・・とてもデリケートな世界だそうですね。
このイナウは、たたずまいがまた素晴らしいですよね。辺りの空気を清めるような・・・でもとても軽やかで優しげな・・・
石も木もみんな喜んでいるような・・・
写真を通しただけでもこの場の磁力が伝わってくるようです。
お正月からこんな素敵な時間を共有させていただきまして、ありがとうございました。
またいつか(リアル店舗の方に・笑)お邪魔させてください。
Posted by: hakase | 2010年01月01日 09:39