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2010年01月10日

●MANGA力

奈良県桜井市の「茶臼山古墳」(3C末〜4C初)から大量の鏡の破片が出土して、
初期ヤマト政権の大王級の墓か、との発表があった。
果たして邪馬台国の卑弥呼の墳墓か!?との議論も百出し、
ますます九州説対大和説の白熱のバトルが繰り広げられている。

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また正月三が日の夜に放映されたNHK「日本と朝鮮半島2000年」のアンコールシリーズ。
深夜2:30までのため、ほとんど寝入ってしまったが、
その強烈な印象は、日本文化の根底が韓国文化によるという証左であった。
以前、現天皇が「天皇家は百済と関わりがある」とセンセーショナルな発言をされた。

シリーズでは、事、物、人の多くが朝鮮から流入したものだった事を伝えていた。
その科学的調査と立証には目を見張るものがあった。
新しい日本文化の見直しが、我々の側にも迫られているかもしれない。
いかなる史観にも囚われない、自在で俯瞰出来る正眼を持たねばならないだろう。

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そんな折、星野之宣さんから「宗像教授異考録」12巻が贈られて来た。
「竹取物語」と「浦島伝説」は底で繋がっているなどの新説を発表する
彼の漫画は、謎に満ちた日本古代史の端々を見事につむぎ合わせ結い直す。
その歴史観は爽快という他なく、見事な筆致と共に全国のファンを隔週唸らす。
否、今やMANGAブームは世界的潮流になって、星野劇画に魅了される外国人も多い。

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そんな折、イギリスの大英博物館で「宗像教授異考録原画展」が、
昨年の11月から2ヶ月の間、開催された。
これは実に驚くべき事で、彼の説得力が世界を動かしつつある。
MANGA文化でも、日本の真相を世界に訴える日が来ているのかもしれない。

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