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2010年02月02日

●誠良丸と活〆

誠良丸1.jpg

昨日の「水産新聞」に、歯舞・第58誠良丸の活〆魚が掲載された。
ついで、吉田さんの魚を扱っているまほろばも紹介された。
http://www.mahoroba-jp.net/about_mahoroba/tayori/oriorino/oriorino13.htm
(「最涯の海にて」)
今、海は荒れて連日シケ続き。
この中を船を出して漁をするのは、命がけの仕事だ。

つい最近、羅臼沖でロシアの発砲事件が取り沙汰されたが、
吉田さんの船も国後択捉の島を目の前にしての漁。
船員には撃たれて負傷したり、拿捕されたりした人もいる。
まさに、命と引き換えの魚なのだ。
おいそれと、戴けない代物。
ありがたく、一礼して食さねばならない。
http://www.mahoroba-jp.net/blog/2009/10/post_577.html
(「活〆!!鮮魚」ブログより)

誠良丸2.jpg

この一匹の魚が手に入るまで多くの人の手がかかっている。
吉田さんご一家は無論のこと、
8時間かけて札幌まで運ぶトラックの運転手さん。
写真の左の水上さんが所属する大荷受カネ〆の受入や手配。
右の仲買、織本さんのセリや心配り。
毎朝、市場までの幾人ものリレーで店に運ばれる。
店では老練の小田島、若手の城越、渡辺の女人衆が待ってこれらをさばく。

誠良丸3.jpg

店前に並ぶ品々は、みなこのようにして
多くの人々のバトンタッチで今ここにある。
目に見えない心のネットワークで、
私達は生かされていた。

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