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2010年05月16日

●カラオケマシーン

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SMAPの稲垣吾郎ちゃんが、正月番組で、
カラオケマシーンに挑戦したという。
何でも、100点が取れるまで24時間歌い続ける企画らしい。

SMAPの持ち歌「世界でひとつだけの花」を歌ったところ、
何と、60何点だったとか。

そのがっかりしている処へ、
突如、あの美声の主、石川さゆりが登場。

早速「天城越え」を歌ったとか。
誰もが、満点と思いきや、
ガーン、74点!!!

本人曰く、
「何よ、私、本人よ!!!!!!!!!!!」
ムッとして、切れて引き上げたという。

そこへ、またまたあの演歌の大御所、
都はるみ女王、颯爽と登場。

躊躇なくレコ大受賞曲『北の宿から』をたっぷり熱唱・・・・・・・・・・・
ここまで来れば、冷静に予測が付く。

案の定か、想定外か、61点!!!!!!!!
これも、顔をこわばらせ、憮然として立ち去ったとか。

ご両人、胸の内は、いかばかりか?!
察するに、余りある。

(・・・・・・どんなにか、プライドが傷付けられたか・・・・・)
おそらく、二度とカラオケを歌わないかもしれない・・・・・・・・

ざっと、事の顛末はかくの如し。

演歌なんかは、少し外して歌いだしたり、
こぶしを長くひっぱたり、音を浮かしたり鎮めたり、
わざと外したり、ねじったりと・・・・・・
色々技を使って、その人の味というものが出るというもの。

それを楽譜通り、音程を外さず、正確に最後まで
東海林太郎氏ばりに直立不動で唱歌を、
きっちり唄えば、100点満点かも。
だが、後には何も残らない。
それならば、コンピューターで歌わせば良いことになる。

カラオケの採点って、歌が巧い人ほど点数が出ないらしい。
なぜか?は、その採点法で、
@音圧 A音程 Bタイミングの3ポイントチェックを
機械 で行っているからだ。

これは、あたかも今の世情を写しているかのようだ。
学校も会社も、点数主義で人を機械的に評価する。
その人の持つ個性とか味とか思いは、抹殺され勝ちだ。
そんな殺伐たる世に至ったのが、
今の混迷した政局を見れば肯けるような気がする。

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マシーンすなわち機械。
これが全ての元凶だろう。
かつて古代中国で、テコの原理を応用して、井戸を作ったら、
そこの長老が、その機心が世をダメにすると言い放ったという。

その時は、まさか今の世を想像し得なかっただろう。
井戸水汲みが、便利になったことは人助けだったはずだ。
しかし、その簡単便利の美名が次第に助長して、
とんでもない文明、後戻りできない世界まで構築してしまった。

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後は、知らない。
このあと、どうなるものやら手が付けられない。
せめて、我々に出来ることは、
カラオケに点数付けないで、気楽に歌いましょう、楽しみましょう、
というだけかもしれない。


コメント

毎度です!。
ようやくわかりました自分のカラオケの点数が良くない意味がw でも歌ってる時に皆がズッコケるのは何故だろうw

さておき今や井戸が出来何百年か経ち、それさえも不便に思えるこの時代。
前進しない訳にはいかないけれども、一人一人がライフスタイルを見直し過剰な利便性から少しずつ脱却しなければいけませんね。

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