●ある日の慰安会
創業祭の後の14日、恒例の慰安会のため休業とさせて頂きました。
今回は、視察学習会も兼ねて、店に最も近い「まほろば自然農園」の見学会。
「灯台下暗し」と言われるように、わずか10分ほどの処でも、来れない人もいる。
毎日互いに、猛烈に忙しいので、普段行ける様で、なかなか行けないのが現実。
その日、まほろば農園・洋子社長からの説明があり、
この広い9町もある、6箇所のほ場をよく管理しているものだと、みな感心することしきり。
何事も、百聞は一見に如かずで、全身で感じた農業の大変さ、作る素晴らしさを、
日々、店でも感じながら、お客様に伝えていって貰いたい。
その後は、楽しみの食事会。
お店は、手稲オリンピア登り口にある、瀟洒な建物「ジャルダン ポタジェ テラニシ」。
オーナーシェフ寺西健雄は農園を持たれて、「寺西さんちの野菜畑」という意味らしい。
戴いた料理のそれぞれが、野菜の旨味・香りを十二分に引き出していて繊細で生きいきしている、
という印象で、様々な野菜から取った下味は絶妙である。
この「野菜のフレンチレストラン」は99年にオープンして11年目。
玄関前の大きな立ち木を生かしての店造り、こだわりがそこかしこに見受けられる。
山麓の空気、小川の瀬音、夜景の煌き、そして心からの料理。
これまで、ここを知らなかった事が恥ずかしいほどだった。
自根栽培の野菜の旨さ、全体食の味わいのバランスを力説される寺西さん。
まほろばの宇宙から自然、人生にわたる全体観や、
「小国寡民」の自立する経営論に通じる生き方に深く共鳴することが出来た。
ここにも隠れた真人、素晴らしい出会いに、天の配剤の豊かさを感じた。
札幌訪問の方に、是非ご案内したい名店の発見でもあった。
皆様も、一度は尋ねて見られることをお勧めします。
40人もの従業員みな、お腹も心も満足して、あとは
阿弥陀籤の景品に一喜一憂、ジャンケン合戦もあって大はしゃぎ。
「よろこびの家」のコンちゃんの詞に匠店長が作曲して歌ってくれた。
三々五々、今日はとても癒された一日。
皆には、本当に毎日毎日苦労のかけっ放しで、申し訳ない。
この一時が、少しでも明日への英気となるよう望むや切なり。
皆の屈託の無い明るさが、生きる救いとなり、希望となる。
http://j-potager.com/(「ジャルダン ポタジェ テラニシ」さんHP)
コメント
つい先日、行ってまいりました。一つ一つのお料理に心がこもっていて
とても美味しくいただきました。実は上記書き込みの後
予約をとろうとしたらその日もパーティで貸切で3回目にしてやっと参りました。
テラニシシェフがデザートの頃に来て下さり他のお客様が
引けた後だったので30分以上もあれこれのお話伺うことができました。
お料理の中で羊のレヴァーが絶品でした、聞くところによると炭をしいた衛生的な環境で
真っ白のきれいな羊さんから。。。と言うことでした。
お値段の設定も良心的ですね。 また冬野菜のうまみを楽しみに伺いたいと思いました。
テラニシさんも西野だそうで、そこも手稲もお水が美味しい場所を選んでいるそうです。
Posted by: 緑の風 | 2010年11月27日 10:06