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2010年09月18日

●「エネルギー生成系」と「引き受け」の事

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                   (まほろば扱い ¥472)

「森下自然医学」10月号が、発刊された。
今回は、7月の「燦々会」の講演特集で、
安保徹教授の「免疫力を上げる生活術」、
船瀬俊介氏の「アメリカ食は早死にする」が掲載されている。

ことに最近、安保先生が発表された二つのエネルギー生成系、
瞬発力・分裂の「解糖系」と持続力の「ミトコンドリア系」、つまり
「交感神経系」と「副交感神経系」のアンバランスが病気を招き、
バランスが免疫力を上げて健康に至る説に注目。

病気のほとんどがストレス、過酷な交感神経緊張生活が
その原因とされている。
耳の痛い話で、まほろばは皆働き過ぎである。
安保先生は5時以降、絶対仕事をしないという。

太古の人が見ると、現代人ことに日本人は異常な人種なのだろう。
別な見方をすれば一種、仕事中毒症状であろう。
土日祝休み、8時間労働のお役所仕事などは、
商売をしている我々から見ると、信じられない余裕である。

一日はおよそ人の倍近く働き、休日もゆっくり休めず、何かしている。
何せ、作物は一日も待ってくれないし、店も無休である。
いわば慢性的解糖系生活を強いられている訳で、
体はたまったもんではなく、悲鳴を上げているのだろう。

それでも、明日からは東京の「抗加齢医学会」に出席し、
オーガニックEXPを回って、見聞を広めたいと思っている。
還暦を迎え、少しここらでミトコンドリア系生活に、
シフトせねば、身が持たないであろう。

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頁半ばで、先号の続き「妙味必淡」後編の掲載。
化学調味料の大罪やFT革命、水のこと、発酵食品のことなど
第一回の森下会長×小泉名誉教授との鼎談を無事終えている。
ことにFT革命の壮大でダイナミックな発想と理論は出色物。
是非、必読のほどを。

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今月の「北の空から」は、『成らずの理(ことわり)、引き受けの恩』と題して、
山元加津子さんの「1/4の奇跡」のお話からヒントを戴いて書いてみた。
世のあらゆるマイナスと思われる因子が、実はプラスの因子を支えている、
という宇宙原理を暗示している。

このマイナスを率先して引き受けている人々の恩によって、
我々もまた生き働きを得ていることに感謝せねばならない・・・・・・・
解糖系とミトコンドリア系のお互いの持ちつ持たれつの関係から、
「お互い様」の謙譲と感謝の心を思い起こされた。

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