●第10回 抗加齢医学の実際
この19,20日の二日間、東京大手町・サンケイホールで、
「第10回 抗加齢医学の実際」の大会が開かれて参加した。
専門医の講座なので、ほとんど眠るばかりかと思いきや、
殊の外、興味深いものが目白押しで、こんな面白い学会は初めてであった。
こと最近は、アンチエイジングばやりで、どこの会場でも熱気が溢れているという。
5月には、専務(宮下洋子)が京都での大総会に参加したばかりで、
その中でも選りすぐりの先生方、その道のエキスパートの御登壇。
2日目には参加者によるジャッジもあるバトル討論は、甚だエキサィティングだった。
血糖値コントロールから始まって、免疫力、メタボ健診、そして
三浦雄一郎さんの講演と、そのデスカッション。
加わるは、みな世界的にも名の知られた教授陣で、
といって堅からず、柔らか過ぎる面白さは落語の高座のようであった。
2日目のバトル講演の登壇者はみな著作を出されていて一角の面々。
今定説の「体温が高めが良い」×「低めが長生き」のがっぷり四つ。
「日光浴をする」×「日光浴はダメ」????何せヴィタミンDだから・・・
「脳はグルコースのみ」×「いやそんなことはない、他にもある」云々かんぬん!?
川上の先生が、こうも反対論で戦っていては、川下の庶民は戸惑うばかりだ。
甘いものは大敵だ!たばこは百害あって一利なし!!常識になりつつある・・・・・
ところがどっこい、世界で120歳まで生き切った超長寿者のみなさん四人。
三度の飯より大のチョコレート好き、タバコ大好き!!!!????
どうなっちゃてんの??? だから、人生は面白いノダ・・・・・・・
この割り切れなさ、分からなさ、不可解さが、何とも、極めて、オモロイ。
最後の「つながる脳」なる社会脳の新しい分野の講演は興味深かった。
その社会性とは、他に対して「がまんする」ことの一言だった。
これには参った!!!
(大変深いお話をしてくださった三浦雄一郎氏)
詳しい内容は、専務の報告を、お楽しみに・・・・・・・