●「死の上下(かみしも)、夢の後先(あとさき)」
「森下自然医学」11月号が送られて来た。
森下会長、小泉博士との第二回目の鼎談。
タイトルは、「石臼、主食、健康長寿」(前編)。
お互い気心も知れ、和気藹々の内に舌の回りも絶好調。
森下会長は、世界長寿調査で年々最長寿命が下がって来ており、
その最大原因は、石臼から機械化による精製小麦粉にあるとの御指摘。
150歳の最長老が存命の頃は、家々で粉を挽き、ナンを焼いていたと言う。
微粒子にすると力価が飛躍するというが、一面の真理でしかないのかもしれない。
連載「北の空から」は『死の上下(かみしも)、夢の後先(あとさき)」と題して、
スキーヤーの三浦雄一郎氏のエピソードを中心に、
死に向かい合う心得、夢の導く可能性について綴った。
札幌は、既に雪虫が舞い、日々秋を深めつつある。