●「オールアース住宅モデルルーム」OPEN!
2日にオープンした「オールアース住宅」モデルルーム。
床に無垢材、壁に漆喰・珪藻土、一変した室内。
和風建築では、その取り合わせは珍しくもなく、至って当たり前かと思う。
だが、一旦工事を始めると、理想と現実のギャップに驚きを隠せなかった。
(楢、ハン、楡、樺の各床材)
それは何故か。
無垢は無垢でなく、壁土は壁土でなくなってしまったからだ。
それと職人さんの素材や工程に対しての意識を変え難い事にもよる。
それをキャッチするのは、電磁波と化学物質過敏症の方々。
生体センサーで、真偽にダイレクトに反応する。
床を歩くとギシギシと音がする。
それは、化学物質の入った接着剤や、
クッションが貼られ、樹脂が抽入されているフローリング材が使われてないからだ。
いわば、4,50年前の素材と工法に戻した。
一般流通している漆喰や珪藻土もバインダーや接着剤がケミカルで使えない。
レジナさんの古式漆喰、3倍も調湿作用のある稚内珪藻土を使用。
下地に合板も使えず、壁紙を剥がして、直塗りをした。
色粉も、当然天然由来。
(同じ珪藻土でも色目の違い、鏝さばきの違いでの変化が一目で理解できる)
本棚の家具類も集成材や合板は使えず、糊も危い。
そこで、膠(にかわ)で接着して、蜜蝋を塗って保全する。
台座は4m、厚さ10cmもある胡桃とトウヒの無垢材。
戸板は、30年物の茶室の天井杉板。
こだわるというより、化学物質を削いで行くとこういう結果になった。
設計の遠山女史、電気の宗像社長、建築の阿部社長、塗りの関さん、
家具の今村さん、前田さん達の力の結集でもあった。
「オールアース住宅」への一階段を上ることが出来た。
みなでスクラムを組んで、この北の大地に普及させたい。
最後に、もっとも大事な工事、「スパンボンド」による電場シールド施工。
次回、土田社長による動画で明かされる。
これにより、劇的に住環境は改善される!!
コメント
まいどです。
いよいよお披露目されたのですね。
オールアース住宅!!
技術は私には解りかねますが、写真をみる限りシンプル且つモダンな感じを受けます。
先日も関東で小売店様と商談している時に過敏症のお客様と話す機会があったのですが、食べる度に自分で「試す」。という言葉が出てきました。「食べる」という私からしたら喜びがそのお客様にとっては「試す」だなんて、、、 頭をガツンとしばかれた気分です。
そんなお客様の為にもオールアース住宅の発展を祈願しております。
また、今週日曜よりボストンへ飛び「ナチュラルプロダクトイースト」へいって参ります。また世界のオーガニック製品を見つけてきます!
Posted by: muso 橋本 | 2010年10月08日 17:29
ありがとうございます。
ボストンですか。
いいですね。
一度、連れてってくださいな。
日本にも、世界の波が来なければ・・・・・・
しかし、自然食品店が2000から600に減ったとは。
時代が進んでるようで、ちっとも動いていなかった。
私達の責任ですね。
お互いにがんばりましょう。
Posted by: まほろば外商部 | 2010年10月09日 19:24