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2011年02月18日

●ジャバラ・シンクロ

ジャバラ 2.jpg

先日、ゆかりちゃんから「お客様から『ジャバラ』という柑橘類が入りますか?
と聞かれましたが、どうでしょうか」と問われた。
初めて耳にする名前であった。
何でも、柚子やカボスのような類らしい。
ネットで調べると、和歌山・熊野の一所の村が原産とあったが。

次の日、関東関西に多くのルートを持つ懇意の仲買に聞いたが、
何十年この商売をやって来たが、とんと聞いたことがない、という。
早速、市場で相手先に問い合わせてくれた。
が、本場大阪でも扱ったことも、見たこともない、というつれない返事であった。

丸果という荷受から次の札果荷受へと歩き、その上場された果物置き場を見て、
その時、我は、我が目を疑った。
そこには、明らかに「ジャバラ」と書いた柑橘があるではないか。
これは腰を抜かしたというか、驚いた。

この30年ほど、ただの一度も見たこともない「ジャバラ」が、そこにある。
しかも、問い合わせの次の日に用意されていたのだ。
これには、「ツイている」どころか「憑いている」とさえ思った。
早速、その仲買が買い付けてくれたのに時を待たなかった。

しっかりとした造り、安全性も申し分ない。
しかも、値も安く、香り良く、味良く、姿良し。
柚子などより酸がきつくなく、程よい甘酸っぱさが、何とも心地よい。
これで、ジャムやジュースなど加工も出来よう。

ジャバラ 1.jpg

しかし、何よりも名前が良い。
「ジャバラ」
即ち「邪払」。邪を払う。
あの酸味が邪気を退散させるというものだろう。
この身近な何気ない所に、起きたシンクロ劇に、
何かの予兆を感じさせるものがあった。
そして、また続く・・・・・・・・・・・・・・・・。

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