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2011年03月03日

●長い2日 匠店長ラストソング

ふる川 空.jpg

これは、1月のお話し。
25日、26日の二日間の出来事でした。
今まで、ブログに語れなかった理由がありました。
前日は、社員の慰安旅行で、虎杖浜の「ふる川」さんへ。
翌日は、従業員の慰安会で、札幌の「イルド・フランス」さんへ。

ふる川 海.jpg

両日初めてみんなに告げたのです。
実は、厚別店の渡辺匠店長が退社することを・・・。
これで、みんなどんなに動揺するかと不安でした。
でも、みんなは心から受け入れてくれ、祝福してくれました。
安心しました。

ふる川  海2.jpg

通じたのです、彼の真心が・・・・。
実は、彼から辞めたいとの相談を受けたのは昨年の10月の事でした。
これまでの彼の働きぶりや可能性から言って、引き止めない訳はなかったのです。
でも、その一言も言えずに、彼の申し出を受けたのでした。

ふる川 長い 海.jpg

それは、感動したからです。
何故か。まほろばが嫌になったからでも、他に行きたい訳でもなかったのです。
実は、お父さんと一緒に働きたかったからです。
本職を失ったお父さんを励ますため、勇気付けるために。

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今の重要なポストを捨てまでも、惜しくない選択肢だったのです。
話せば長く、込み入ってしまう内容なので、省きます。
が、私は家内と話しを聞いて、心から感動し、引き止めるどころか、応援しました。
彼ならきっと成功させるであろう、と確信しました。

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豊平の実家の1階を改造して、なんと「ドーナツ屋」を開くと言うのです。
驚きましたが、それは単なる思い付きではなく、周到に準備した結果の宣言だったのです。
売り出しの前日は、何時も徹夜で、寝袋を店に持ち込んでの仕事への打ち込みようでした。
そんな中、時間を見出しては、店舗の改装とメニューの試作に取り組んでいたのです。

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何度も何度も理想のドーナツを夢見て、とうとう完成させたというのです。
まほろばの「テネーロ粉」や「インカインチオイル」など使う安全志向の本格派なのです。
良かったと思いました、まほろばで学んだことを生かそうと努力していたのです。
さらに、その学びは、独自で畑を友達と耕して、
夏には農園で採れなかった大根を出荷して助けてくれました。

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彼の動きは、単なる趣味の範囲でなく、手始めたことでも、ちゃんと物にして
世の中に通用する実のある働きをしているのです。
好きな音楽でもそうです。
若者特有の若さの発散だけで、世の中や人の批判をするのに終始するものではなく、
常に前向きに生きて行こうとするメッセージが必ず歌い上げられています。

ふる川 みんな.jpg

若くしてCDも出し、多くを集客したコンサートも開き、
着実に実力を付け、事々を物にして行っています。
これは大の大人でもなかなか出来ないことで、多くが夢の中で一生を終えてしまいます。
それは小さい時から、彼が日記をつけて、日々内省する習慣と
それを実行する心身の方向性を癖にした、一つの成功例でもあったのです。

イルドフランス 景色.jpg

そして、学生時代からも仲間作りに長け、人と争わず、和合する心と智恵を磨いてきました。
それは生まれながらの天性とも言えるでしょう。
だからと言って、決して奢らず高ぶらず、何時も謙虚で腰が低い彼は、
商売人としてもアーテストとしても、みなから慕われ愛される人となり続けるでしょう。

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かように貴重な得難い人物を、失うのは誠に真に惜しい限りでありますが、
これは世のためにも、彼をここから解放し、一人で世の中を渡った方が、
もっと成長するでしょうし、貢献するに違いないのです。
それが、ひいてはまほろばと最も近い距離で繋がることになるのです。

イルドフランス 二人.jpg

同じ空の下の札幌で、互いにこれからも手を繋いで行ける事の幸いを思うのです。
これからの彼の人生は長いのです。
むしろ、まほろばが彼に助けられる場面もあるでしょう。
きっとまほろばは匠君と、何時も一緒だと思います。

イルドフランス みんな.jpg

人から、「彼は『DOKODA/どこだ?』」と言われても、
きっと「DOKODEMO/どこでも」居ることでしょう。
それは、「まほろば」でも「札幌」でも彼の存在はあり続けるでしょう。
彼の店名もドーナツ名も「DOKODA」だそうです。
どうぞ、末永く「DOKODA」を愛してください。

                              宮下 周平


コメント

まいどです。

まず、渡辺匠店長お疲れ様でした。

びっくりしました。また今度厚別店に行っても一緒に働けないのが残念ではありますが、私も皆さんと一緒に応援させて頂きます。

いつかまた、お互い成長して美味しいお酒を酌み交わしましょう!

一年間でしたが ほんとうにお世話になりました 社長のメッセージで事情はよくわかりました。 お若いのに とても落ち着いていらして何でも安心してお願いできました。 短い間でしたがほんとうに有難うございました どうぞ お体に気をつけて おいしいドーナッツをみなさんに作ってあげてください。 それにしても なんて親孝行なんでしょう!  お父様のお喜びはいかばかりか・・・・寂しいけれど 未来を思ってうれしいです。

いつも誠実な渡辺店長さんありがとうございました。お店が開店したら是非に行きます。住所と電話番号教えていただけたら幸いです。

「飛ぶ鳥跡を濁さず」。
引継ぎをしっかりやって、後の憂いが無いように手配している彼は、
スゴイと感心しています。
現代の若者でも、見込みのある者がいるんですよ。
日本の将来が、期待できますね。
お別れコンサートにご参加下さい。
(お知らせにあります)

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