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2011年03月17日

●号外!!!

◎ 「小国寡民」プロジェクト・第二弾
          『今、何故地域農業なのか』講演会の講師変更について

                         宮下 洋子

3/19日(土)にまほろばの二階で予定しておりました、
茨木大学教授・中島紀一先生の「今、何故地域農業なのか」
の講演会が中止になりました。

『東北関東大地震』と『原発事故』の為、
先生が来道出来なくなってしまわれたからです。
大変申し訳ないことですが、事が事ですので、聴講を予定されていた皆様方には、
ご理解戴きたくお願いとお詫びを申し上げます。

● ピンチヒッターもスゴイ!! 

そこで、急遽、その代わりと言っては失礼なのですが、
興農ファームの本田さんの計らいで、
農林水産省大臣官房政策課・室長の福田英明氏をお迎えできることになりました。
弱冠00歳の若くて背の高いイケメン官僚です。

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福田氏は、いわゆるエリート官僚ですが、官僚にも色々あるようです。
中島紀一先生や、興農ファームの本田さん、
まほろばの生産者の黄倉さん(お米の生産者)や、
当麻グリーンライフの瀬川さん(キャベツ、トマトなど)等、
日本有機農業研究会の主要メンバーと、
食や農業に対する考え方を一にされる方です。(瀬川さんも当日一緒に来られます)。
そうでもなければ、まほろばなどに来られる方ではありません。

● 0−1テストの不思議

まほろば生産者の中でも、0−1テストで実験して
特別に良い物を作って下さっている生産者の方たちが、結果として、
日本有機農業研究会の主要メンバーだったと言う事は、驚くべき事です。

単なる偶然ではないように思います。
0−1テストはしっかりとした哲学と世界観を持った人々が作った作物を
探り当てていくようです。

ここでお断りしておきたいのですが、お米に関してだけ言えば、
生産者の黄倉さんだけを評価しているわけではなく、
日本有機農業研究会の主要メンバーではないというだけで、

まほろばでは、同じお米の生産者・川本さんを大変高く評価していますし、
道外では、愛媛県の故福岡正信氏の自然農法米や、
福島の横川さんも素晴らしい方です(地震の被害はなかったそうです)。
有機JASの資格を取っていない鈴木さんや、寺島さんも信頼できる方たちです。

● 『戸別所得保障制度』政策策定のチームリーダー

また福田氏は、今回、国会で法制化された、
認定農業者に対する『戸別所得保障制度』政策策定のチームリーダーでもあります。

従って、福田氏のお話は、『戸別所得保障制度』についてのお話になりますが、
単なる制度についての説明ではなく、このような厳しい国家財政の中で、
「何故、国が農業に対してお金を出すのか?」
という観点からお話して下さることになりました。

● 農は国家の礎

恐らく、『戸別所得保障制度』が、単なる人気取りの為のバラまき農政ではなく、
「農は国の礎である」と言う深い農本思想に基づいて起草された制度である事を
説明して戴けるのではないかと思います。

福田氏は、講演を心良く引き受けて下さったばかりでなく、
立場上、消費者の方たちのお話を聞く機会がないので、
是非、皆さんからの声を出来るだけ多く聞かれたいそうです。

質疑応答の時間を一時間以上、長く取りたいと思います。
皆様の活発なご意見、ご要望をお待ちしています。

● 今だからこそ

大災禍の渦中ではありますが、だからこそ、
農業や地域の環境を破壊する原発に反対し、
農業の大切さや、あるべき姿を再考すると言う側面も大きく、
今回の講演会の決定に踏み切りました。

多くの方のご参加をお待ちしております。

日時 3月19日(土) 10:00〜13:00
料金 無料
場所 まほろば本店2階 講話室

福田 英明(ふくだ ひであき)
1961年新潟県生まれ。1986年農林水産省入省。
農産園芸局肥料機械課課長補佐(肥料取締班)、
大臣官房企画評価課課長補佐(政策評価班)、
生産局農 産振興課課長補佐(麦班)、
生産局特産振興課生産専門官(特産総合)、
生産局特産振興課総括課長補佐などを経て、
2007年4月生産局農産振興課環境保全 型農業対策室長に就任。

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