●ホッと心温まるひとコマ・・・
今朝、東京に住んでいる妹から電話が・・・。
それによると、今街は大変なパニック状態で浮き足立っているという。
スーパーには何もない、卵や牛乳、納豆が消えてしまった。
トイレット・ペーパーもなくて、長蛇の列をなしている。
それも、店員がついて周り、買い溜めしないように監視しているらしい。
原発の不安も募り、何時爆発するか怯えていた。
これ以上厳しくなれば、子供を連れて北海道に帰る、とまで言っていた。
昨晩の木鶏会でも、会長が娘を東京から札幌に戻した、と話していた。
TVからは、そんな逼迫した様子が伝わらないのだが、
湘南の玉生君からメールが入った。
まほろばの皆様
いつもお世話になっております、cafe girinoの玉生です。
震災後、様々な影響は北海道にも、広まっているのでしょうね。
毎日目にする惨状に、何もできない己の無力さを痛感します。
関東方面は、報道にもあるとおり、不安と混乱が日毎大きくなっているように思います。
余震、原発、燃料不足、停電。
あらゆる販売店から電池、懐中電灯、ラジオ、ろうそく、ガスボンベがなくなりました。
さらに水、米、カップ麺、パンなど、嗜好品以外の食料品がすっかり棚から消え去りました。
先日、一応お米だけでもとショッピングセンターへ行ったら、
やはり何もないうえに、レジは長蛇の列。
結局諦めて帰りました。
その光景は、すでに非常事態、殺気立ち買い占めに走る姿を複雑な思いで眺めてしまいました。
地震以来、外を出歩 く人はなく、外食もまずありません。
さらに停電があるために、半分しか営業できない状態です。
飲食店にも震災の余波が、押し寄せています。
被災地のことを思えば、なんてことありません。
とばかり言い切れないのが悲しいですね。
今のところ、家族や友人、関係のあるところは全員無事です。
それだけでも感謝です。
北海道から安否の連絡を、もらったので、ちょっと報告させていただきました。
まほろばのお客様達は大丈夫でしょうか?
あっ、今夜の停電が終わったようです。
私たちには、節電で協力するくらいしかできません。
それでは、また連絡します。・・・・・・・・・・・・・
昨日、NHKラジオでリスナーからのおたよりが読まれた。
スーパーで、買い溜めした一主婦。
帰宅してTVを見ると、「みんなのために、買い溜めしないように」
とのお知らせを聞いて、早速、その店に行って、
「すみません。これを戻します」と言って返品した。
それで、レジ係りが、返金すると、
「いいえ、どうぞ、これを被災者の方へ」
と、言って寄付したというお話。
何とも、寒々としたニュースの中で、ホッと心温まるひとコマ。
きっと全国では、こんな美しい話が一杯生まれているんだろう。
被災者の方々を癒す少しの力となりますように・・・・・・。