●今、再臨海が起きているのか!?
ジャーナリストの神保哲生さんと社会学者の宮台真司さんによる、
ビデオニュース・ドットコムからの緊急情報です。
● 福島原発で再臨界の疑いが濃厚に ●
動画・解説
小出 裕章氏(京都大学原子炉実験所助教) (42分)
ビデオメッセージの紹介文
原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内の
放射線濃度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。
これは前日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、
同炉内の温度と圧力も上昇しているという。
京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、
● 放射濃度の急上昇に加え、原子炉の温度や圧力の急上昇していること、
● 更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル 38という塩素が
原子炉内で発見されたことなどから、
● 炉内で再臨界が起きている可能性が高いと指摘する。
中性子は核分裂が起きたときに発生する。
臨界とは放射性ウラン燃料などが核分裂連鎖反応を起こす状態のことを言う。
「再臨界」は、臨界状態にあった原子炉が一旦停止して核分裂が止まった後、
燃料棒の露出などでウラン燃料が溶け出して、
圧力容器の下部に蓄積するなどして、
制御されない状態で核分裂連鎖反応が起きる状態を指す。
再臨界が起きると核分裂反応の制御が困難になり、
大規模なエネルギーが発生するため、
原子炉内の温度が上がり、
水蒸気爆発の可能性が高くなる。
小出氏は、
● 水蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、
● 今とは桁違いの放射性物質が流出する最悪のシナリオにも
今後警戒していくべきだと述べ、
● その場合、風向き次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。
(最悪300km圏(※)が避難地域となる)
【ご参考】原発距離計算機
http://machi.userlocal.jp/kyori/
(例えば、札幌は?・・・・・・・、
北海道札幌市は、福島第一原発から、約628km、福島第二原発から、約639km
の距離にあります)
神保哲生と宮台真司が小出氏に、福島原発の現状を聞いた。
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php
今週のニュースコメンタリーは、
福島原発で再臨界の可能性が濃厚になっていることなどから、
通常の更新時間を早めて、9日15時より無料で公開いたします。
● 只々、杞憂に終わり、そうでないことを祈るばかりです ●