●プルサーマルと泊
北電は、来年稼動開始を計画しているプルサーマル発電。
この福島原発も収束せず、国民の動揺を隠せない心情を逆なでするように、
MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料をフランスに発注したという。
このどさくさに紛れて、ことを運ぼうとするのであろうか。
安全神話が崩れた今、なおもこれを済し崩し的に強行しようとするのか。
人として信じられない大企業の論理には暗澹たる絶望感がよぎる。
知事もプルサーマルを掲げて立候補し、道民もこれを認めて当選させた。
もし、何かがおこれば、誰を責められようか。
責任は、我々にもあるのだ。
先の佐賀のプルサーマルについての公開討議も、
現在、推進派はどのような思いで、これを見ているのだろうか。
弁解の余地はないだろう。
(http://www.mahoroba-jp.net/blog/2011/05/post_1036.html)
建造中の大間原発を政府は続行するという。
対岸の函館が反原発で猛反対している。
この津軽海峡を隔てて、戸井や大間のマグロが汚染されるだろう。
青森の漁民だって、他人事ではないはずだ。
電力会社が配る目先の毒まんじゅうで、住民は一時凌ぎは叶うだろう。
だが、中身は、孫子末代までしびれる猛毒が隠れているのだ。
この大災難にあって、なおも道民の理解を得ずして行えば、
禍根も共に、末代まで残す事になるだろう。
今日2時から、そのことを30年も前から訴え続けて来られた
泊の市井科学者、斉藤武一さんの「紙芝居原発講演会」がある。
こういう市民の切実な声を聞くことこそ、お上の任ではなかろうか。
私達市民も、手を繋いで、声を上げねばならない。
「FUKUSIMAの悲しみ」を、北海道で再現させてはならないのだ。
コメント
福島原発が爆発して、どうして懲りないでもっと危険な事を進めていくのか、どういう人が賛成なのか解らない。半分の人が賛成と新聞に出ているが、楽天的なのだろうか。電力関係の人だって本当は安全な電力の供給が良いと思ってるのではないか?絶対安全なんてあり得ない。神ではないのだから。
Posted by: ひろ | 2011年05月27日 13:28