●「FUKUSIMA」が泣く
「FUKUSIMA」があったがため、世界が動いている。
「FUKUSIMA」の犠牲があって、人類の良心が目覚めようとしている。
これを虚しくしては、「FUKUSIMA」が泣く。
これを忘れては、「FUKUSIMA」は浮かばれない。
あたかも東大と京大の学閥のような原発の推進と反対。
原子力研究に身を投じても、異を唱えれば、隅に押しやられ、
位を与えられず、冷や飯を定年まで食わされる。
そんな暗闇の中を、己が信念を貫いて来た二人、
小出裕章さんと安斎育郎さんの対談が週刊誌に載った。
報道の表に出ない数々の実態が炙り出されている。
隠されて来た、被爆数量の如何に異常なるか。
日本は、最早山紫水明の清浄国ではなくなった。
今朝、長く親しくしていた静岡の御茶の生産者からたよりが届いた。
その苦悶の一語一語に、胸がかきむしられる思いだった・・・・・。