« 広瀬隆氏の報告 | メイン | 元東電社員の内部告発 »

2011年06月06日

●オペラ映画 鑑賞会

高校生の時、札幌でフルトベングラー指揮の『バラの騎士』(R・シュトラウス)の
オペラ映画で、初めてオペラなるものを観た。
日本で言えば、歌舞伎のようなものだが、どうも大仰過ぎて馴染めないものがあった。
PMFで、モーツアルトの「ドン・ジョバンニ」を見た時、その軽妙洒脱な面白さに、
オペラに多くはまる人が居るのは、さもありなんと思ったものだ。

「致知」木鶏会の朋友・三田さんは札幌で文楽を振興させようと懸命に奔走。
さらに、これぞと思う名作映画の案内も、私に届けてくれる。
会による人間学を探求するとともに、芸術を愛する彼の心情は、
実に細やかで、しかもユーモラスとウイットに富み、
周りを和ませる、会の名司会役でもある。

「宮下さん、この間の椿姫のオペラ映画、大して良かったよ」と報告して来た。
そのチラシを手にすると、なかなかどうして若き日のドミンゴ主演の名作揃いで、
その世界を知らない私でも、惹き込まれるものがあった。
「札幌映画サークル」なるものがあって、
実のある歴史的映画の上映を試みているらしい。

忙中に閑を見出し、ぜひ鑑賞されて心身の涵養を試みられんことを。
そして以前、名女優・故高峰秀子さんのことを書いたことがあったが、
そこに登場する「名もなく貧しく美しく」も上映される。
心洗われるこの旧作も、今の世であればこそ、見られたい。


namonakumazusikuutukusiku opera.jpg

karumenn 1.jpg
karumenn ura.jpg

tosuka.jpg
tosuka ura.jpg

namonamu.jpg

namonakumazusikuutukusiku 2.jpg

コメントする