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2011年07月15日

●フーチと放射能

菅原さんご一家とは、開店当初からのお付き合いで、
同じ西野町内会で、気心の知れるお客様でもあります。
先年、ご両親がお亡くなりになり、
お家を始末して、兄弟のいらっしゃる東京に引越っされました。

でも、暑い夏場は避暑かたがた、
西野に滞在して、ゆっくりと夏休みを過ごされます。
でも、この春からは、大震災と原発問題で、そうも行かず、
実は大変な日々を過ごされておられました。

その顛末を次のように綴って下さいました。
彼女は元々エッセイストで、文章がお得意です。
何よりも、今回は「フーチ」を使っての身の回りの放射能対策は、
説得力があって、身に詰まされるものがありました。

彼女が滞札中、「フーチ講座」なるものを、
開いてもらおうかなとも、思っています。

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私の住んでいる街は東京の西部、
新宿から電車で30分、日野市というところで、
団地の5階に住んでいます。
八王子のすぐ近くです。

3月11日の大震災の日は家に居ました。
随分長く揺れましたが、日野市は5弱でしたので、
物が落ちて割れるということはありませんでした。
福島の原発事故が報道され、
あれよあれよという間に1〜4号機の爆発です。

政府の発表では、水素爆発で格納容器に異常はないとのことでしたが、
建屋があんなに無残に吹き飛ぶなんて尋常ではない、
と疑問を抱いたものの、大した事ないよと言う人がほとんどで、
団地のベランダには洗濯物や布団が干されています。

老人の人が多いので、
免疫力の落ちている老人の人達の今後どうなるか心配です。
一時は関西方面へ一週間位避難も考えましたが、
あっという間に1週間が過ぎました。

今、冷静に振り返り、色々な情報を整理してみると、
最初の一週間、やはり避難するのが、
子供や女性にとって大事なことだったと知りましたが、
時すでに遅しです。

3月15日、昼のニュースで、風が東京の方面に変わり、
放射能が流れて来ていることを知り、
古い団地で隙間風が入るので、
開けなくてすむ寝室と台所の窓に透明のガムテープで目張りをして
放射能が入って来ないようにしました。

スーパーへ行っても、棚のインスタントラーメンは空っぽでしたが、
皆、平気な顔をして歩いています。
私もあまり神経質にならないようにしょうと思っていました。
そのうちに21日頃に雨が降り、
水道水からヨー素やセシウムが検出されました。

そのあたりからみんな大変なことになっていることが実感されて来ました。
スーパーのペットボトルはあっという間に消えました。

その頃、まほろばさんのブログで武田邦彦さんのブログを知りました。
放射能に対する防御法など参考になりました。
いくら目張りをしても、部屋の中に放射能は入ってくるということなので、
畳やフローリングを水拭きするようにとのことでした。

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私は4,5年前から古村豊治さんにフーチの使い方を習っていました。
フーチと言っても御存知ない方も多いかと思います。
金の鎖の先に円錐形の水晶をぶら下げて、
鎖を手で持ち、自分の意識で物事の良し悪し、向き、不向き等を判断するものです。

0−リングテストと通じるものがあると思います。
部屋の中にも放射能が入って来て、
畳やフローリングに落ちているということなので、
まずフーチでチェックしてみることにしました。
放射能がある時は右回りになります。

やはり放射能入って来ているようで、フーチが右回りに回ります。
これは大変と思い、早速、ゴム手袋をはいて雑巾で拭き掃除開始です。
拭いてからもう一度フーチでチェックしてみると除去されています。
部屋の中を見回して、テーブルの上、タンスの上、
ソファーカバーの上等をチェックしてみるとやはりあります。
ソファーカバーを洗い、あちこと目につく所は拭きました。

武田さんのブログでは外出していた時に着ていた物は、
玄関で布で拭き、使っていない部屋にぶら下げおくようにとのことでした。
まあ、そんな大変なことを毎日、フーチでチェックしながらやっていました。

それでも、5月末頃になると、
3日一度位しか床のチェックで放射能は検出されなくなり、
少しホッとしました。

ところが、5月末に台風が来て東北方面にも強風が吹きました。
その強風が福島から、又、放射能を拡散したのか、
床をチェックすると毎日検出されます。
又、毎日の水拭きです。

畳が10畳位と6畳のフローリングですが、結構大変でした。
頑張っていたものの失敗もありました。

6月になって東京は気温が上がり、
窓を開けたい日も出て来ました。
そこで小さい扇風機をうっかり使ってしまいました。
1〜2時間、回しているうちにふと気がつきました。
これって部屋中のほこりを拡散しているようなもの?

鴨居の上、カーテンレールの上、ソファーの隅や水拭きの出来ない所などの
放射能が舞い上がっているのでは?

早速、フーチでチェックしてみると、
朝、水拭きしたばかりなのに放射能が床に落ちています。

すぐに扇風機を止めて、鴨居の上やあちこちの水拭きです。
知らぬが仏で放射能とのんびり同居していた方が精神的に楽かもしれません。
でも拭き取らない限り、何十年も部屋にあるのです。

6月末になると、朝チェックすると検出されません。
次に日も次の日も検出されません。

あー、やっと空気中に放射能が少なくなっているんだ!
良かった。
ホッとしました。
多分、梅雨で空気中の放射能が地上に落ちたのではないでしょうか。

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私は今、2ヶ月程、実家のある西野で夏を過ごそうと帰って来ています。
日頃からあまり丈夫な方ではなく、
4月中旬頃が一番、体だるい、疲れる、
心臓の動悸、目がかすむ、色々な症状が出ました。

札幌の良い空気を思う存分吸って、
元気を回復したいと思っています。

今回の原発事故、本当に日本人の体にも心にも深いキズを負わされました。
3月11日以前の空気や土や植物達とは180度変わりました。

春になって何気なく花や野草を摘んで、ビンに挿したり、
料理をしたり、芝生に寝ころがったりした日が本当に愛おしい。

土を触るのに、ゴム手袋をはき、恐る恐る草を抜く、
そんな生活はイヤだ、そう心が叫んでいる、
この心の傷をどうしてみんな癒して行くのか・・・・、
きっといい方法があると信じている。

日本もいい方向に向かって行くと信じている。
そうじゃなかったら、こんなひどい目に会った意味がないよ。
原発の終息に向けて命がけで働いてくれている方々に
心から感謝したいと思います。
有難うございます。

                            菅原 美知子

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