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2011年08月06日

●「日本人の誇り」

戦後、私達が受けた教育で、最も欠落したものが、
日本の歴史であり、文化であり、国家観だろう。
この骨抜き教育は徹底され、その論拠が何処からくるのかさえ、
全く解からぬほど、前途暗澹たる状況である。

その最たるものが、団塊世代でもある政府及び政治家であろう。
確固たる見識が持てぬのは、我々もまた同じで、
自虐的自国観の刷り込みは、早晩払拭するにこの先、困難と思えた。
だが、この度の震災で日本人の底に隠れた本性と言おうか、

魂の面目躍如たる有体(ありてい)を見せてくれた。
この己の慎みと、人への憐れみの抑制された国民性に、
世界は驚異の眼を持って絶賛した。
その最たる働きをされたのが被災地の方々と共に、
無名無私なる自衛隊のみなさんである。

数学者の藤原正彦氏が、日本人の「惻隠の情」について、
熱く語ってくれている。
思想信条を越えて、日本人の真情に立ち帰るべき時ではなかろうか。
そうしなければ、何万と逝った御霊に申し訳が立たない。


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(「SAPIO」震災と闘う自衛官が『背負うもの』から)

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