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2011年08月17日

●大江さんの記事

作曲家の武満徹が亡くなった時、友人のノーベル賞作家・
大江健三郎は「私のかけがえのないパトロンを失った」と慨歎した。
このパトロンとは、師匠というような意味であった。
若い頃から交友があり、音に文に互いに切磋琢磨していた。

だが、私には大江さんの文はどうしても苦手であった。
よく解からない、というよりも文章が好みでないと言った方が良いかもしれない。
だから、何故ノーベル賞なのかも、失礼ながら分からなかった。
思想的にも、理解は出来るものの、何か違うものを感じていた。

それが、今朝の朝日の記事では、大いに賛同したのだ。
かつて、ご子息で障害者の光君のピアノ曲には、随分と癒されたものだ。
きっと光君を奥様と大切に育てられた大江さんだからこその愛の視線だった。
武満の深い理解者だった事も含めて、脱原発への希望を共に抱きたい。

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