エリクサーの神秘

 0-1テストが、エリクサーに絶妙な一点を設定してくれたのだ。全体は部分の総和を越えている。水をホリステイックに統一体と捉えた時、個々の機能性が最大限の能力を発揮しながら、しかも有機的な組織を形成し、調和して行くのだ。○○が良い、○○が高いといった細分化された機能性を追及することや無用の性質を削除することは、全体の本質を見失う。

 
 微生物の世界でも、人間側から見れば悪玉と思える菌も、善玉・日和見菌の絶妙な棲み分けにより全体が安定する。むしろ悪玉が必要なのであり、善玉だけ残しても又そこから同じような棲み分けが発生して来る。自然には、善悪優劣の分別が元よりないのだ。自然は一部でなく、全体である。水とて同じである。今、エリクサー水は微生物と共生しながら醗酵醸造食品の良きパートナーとして活躍中である。
 
 何気なく名付けた「ELIXIR(エリクサー)」。実は、「物質的世界と魂との調和をもたらす霊水」を意味する古代語であることを、薬草学の権威、大槻真一郎明治薬科大名誉教授から直接教えられた時、何か偶然ではない因縁と天啓のようなものを感じて畏怖した。まさに、エリクサーが「物と心の調和」をもたらし、智慧と清浄な暮らしを与えてくれる天与の水とならんことを…………。
   
   
   
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