鉱物名 特 徴
アメリカのニューヨーク州ハーキマー地区に産出する六方両三角錐をした六方晶系の完全結晶体の水晶で、透明度も高く、ダイヤモンドの八面体結晶とよく似ていることからこの名前がつきました。エネルギーを統合・増幅・強化するといわれています。
アマゾン川源流から産出される希少なメノウです。内部は水晶のクラスターになっていて、その中に「イリジウム」元素が溶け込んだ水を含有しています。イリジウム元素は今から6500万年前に発生したと考えられる希少な元素です。
柘榴の果実の中の粒に似ていることからラテン語で種子を意味するgranatusに由来します。
ギリシア語で月の意味のSeleneに由来します。プリニウスの「博物誌」やアルベルトゥスの「鉱物書」には「この石は月の満ち欠けに従って大きくなったり小さくなったりする」と著されています。古代インドでも聖なる石とされ、昔の農夫は豊穣を願ってこの石を農具などに下げたと伝えられています。
太古の昔から様々な地域の人々に、ビーズの装飾品や通貨として用いられ、また、祈祷や儀式などの際に使用されたと言われます。あらゆる面での優れた浄化力があるそうです。
この石の示す紫色が、宗教的霊的権威の高い色とされていたため、ユダヤ司祭の胸当てに飾られ、キリスト教世界では「司教の石」として、全員がこの指輪をはめたと言われています。
古くから彫刻材料として用いられ、古代ローマではカメオやインタリオの細工を施した印章に加工されたものや装飾品など広い範囲で使用されています。慈愛、優しさ、和やかさを象徴する鉱物とされています。
現在はインド原産のグリーン・アベンチュリン・クオーツが主流で、インド翡翠などとも呼ばれて装飾品に良く使われています。古代チベットでは「洞察力を高める石」として崇められ、仏像の目にあたるところを、この石で飾り付けたと言われています。
古くから様々な国の人たちの間で使用され、紀元前2500年頃のメソポタミア、ウル王墓からこの石の首飾りが発掘されたのを始め、装飾品や印章として用いられ、ナポレオンの八角形の印章が有名です。
古くから「聖なる石」として崇められてきた鉱物で、赤色のものは判断力、青色を含んだものは未来とのつながり、黄色がかったものは冒険や旅行を安全なものにする力があるとされてきました。
名前は、H.Howの名前にちなんで名付けられました。純粋、崇高、目覚めを象徴する鉱物とされています。
ラテン語で水の意味のaquaと海の意味のmarinusに由来します。古代ローマの漁夫たちが海難防止と「豊漁の石」としてお守りにし、エジプト王家の墓からはこの石の数珠が発見されています。
この鉱物は、メソポタミアのウルの墳墓からも出土されており、5000年から6000年の歴史を持つ最も古い石の一つとされ、世界各地のいたるところで用いられてきたと言われています。
和名はこの鉱物の結晶が上端と下端で異なる異極晶で、加熱すると(+)(-)に帯電することから命名されています。
アルベルトゥスの「鉱物書」ではマルガリータ(margarita)と呼ばれ、様々な伝承があります。母貝の防衛手段から生まれたもののため、強い保護力があると言われています。
旧石器時代の頃から、すでに装飾品として使用され、古代エジプト、ギリシャ、ローマでは、祈祷師たちがセレモニーの際身に付ける「神聖なお守り」として崇められ、中国では香にしていたとの言い伝えがあります。