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また作り手の思い入れもセラミックの質を左右するはずで、ただ外注して焼いていくらという仕事では許されるものではない。重全属の紬薬が付着沈着している炉や、有毒ガスを発生するガス釜や石油炉ではセラミックに溶解吸収する恐れがある為に、新しく安全な電気炉の自家購入・自力制作しか方法がなかった。
その焼成法も一貫して、0-1テストによって逐次決定していった。通常のセラミックは2〜3種類の素材を機械的に大量に一挙に短時聞で焼き上げてしまう。しかし、火入れから焼き上げまで、備長炭による還元法や酸化法、焼きや冷ましの複雑な繰り返しにより、何と一週間も費やした。その間、数分おきのテスト・チェックで場を離れられなかった。そして全くの未経験でありながら絶妙の融和点で完成された。 |