10月13,14,15日の3日間、東京西新宿の高層ビルが林立する、あの都庁前のNSビ ルのイベントホールで「NATURAL EXPO 2000」が開催されました。これは、全国の自 然食品関係のメーカーが一堂に介しての国内における最大の展示会で、まほろばも浄水器 メーカーとして参加しました。 8年ほど前、第一回のEXPOには社員皆と東京の自然食品店視察をかねて見学に行ったこ とがありましたが、今回このような形で、メーカーとして出展したのは始めてでした。会社は店の事や農繁期で手が一杯のため、私一人が参加する中、どうなるものやら全く想 像もつきませんでした。 その時、思い出したのがもう15年前の開店当初、全健協主催の道の自然食フェアで、 新参者が無謀にもブースを4軒分借りて準備や配送にそれは大変な思いをした事でした。 価格表は印刷所に出す、トレーナーはロゴをプリントして作る、オーガニックレモンを丸 紅に注文するなど山のような事々をやりこなしていました。しかし、その時以来大きな展 示会に出展する機会はなかったのでした。
 今回は、全国規模ながら、為すべき仕事が山積してゆっくり準備にかける時間は全くな かったのですが、出展品は「ELIXIR」一本であり、これまでの資料の蓄積もあるので、余 裕を持って臨むことが出来ました。 しかし、追い込みの2・3日は、何時もの如く、島田編集長と徹夜に近い作業で、出発ぎ りぎりまで準備におおわらわでした。新しくヴァージョンUを出すためのカタログ作りや POP作りが意外に手間がかかりました。何時も表には出ませんが、島田君の編集に対する芸術的センスと感性の素晴らしさ、文 章力の適確さは比類ないもので、このことは今回、中央の展示会で並み居るブースの中で ひときわ目立ちまた、評価されました。
 「ここだけが、何か違う!他の所とは違う透明さがある。………」「何か本物って感じが して立ち止まった。」等など……………… 色々な感想を通りすがりのお客様から戴きました。これも、レイアウトの絶妙な旨さや、 彼が実際にELIXIRを滝に置いて撮影した真に迫る実在感が、何より説得力があったもの と思います。とにかく写真のプリントや印刷・製本の綱渡り的な工程の中、やっとの思い で札幌を立つ事が出来ました。通常はどこのメーカーでも4〜500部のカタログの準備 と聞いていましたが、とにかく多くの方々に知らせたいとの想いで、印刷したカタログの 半分1500部は渡し切りたいと考えていました。

 

 

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