まほろば『エリクサー』ニュース

エリクサーブックレット＃14 「死生の淵から　そしてELIXIR」 　

　９９年の9月、店に十勝の女性から電話が入ったのがこの物語の発端でした。清水町の第9の指揮で有名になっておられた高橋先生が交通事故で意識不明の状態から奇跡的に回復する顛末を、エリクサーとからめて書いています。当初、宮嶋さんに手記を書いてもらっていましたが、その後、第９の演奏会が開かれ、また再び大事故に遭遇しました。そして今年の夏初めて先生とお会いすることが出来たりするなど、わずか14pの中に実に２年の歳月が流れてしまいました。物事は一朝にしてならない事と、熟成の期間が必要なことを改めて知りました。

　古より「顕化（奇蹟）を語らず」と説かれています。かねてから、ことさらに不思議現象を披瀝して宣伝誇示のために利用することは慎みたいと思っていました。しかし、今回のことは特別の意味をもっていました。ELIXIR水を飲んで、中に奇蹟的回復を現わす人も出てきます。
　しかし、不思議な現象は必ず、科学的にも説明できるメカニズムが潜んでいると信じます。現代人の感性では感じ得られない、五感では捉えきれない世界の存在、もっと感覚を研ぎ澄ませば理解出来る、眼に見えない世界も広大に存在するように思います。これを推し進めれば宗教になってしまうのでしょうが、そうではなく、誰もが理解でき、認知できる整合性・共通性のある領域まで歩み寄らなければならないと思います。そこの所を、まほろばでは少しづつでも事実を踏まえて、立証して参りたいと思います。今回の事故の回復もさまざまの因果関係が錯綜した結果であると思います。エリクサー水が少しばかりでも快復のお手伝いが出来たのなら幸いと思います。

　ただその中でも重要なことは、奥様が治ると信じたとありますように、「信じる」ことの大切さだと思います。東洋哲学の中に、五行思想があり、人の徳目に仁・義・礼・智・信の五徳があります。その中の信が中心にあって仁義礼智の徳を涵養しています。つまり、信じる事がなければ、中々物事がうまく運ばないことを古人は説いています。

そして、信は特に大脳生理学的に言えば、脳の中心の松果体に位置していて、人の意念が松果体の脳砂を動かす、一種のバイブレーション状態を起こします。これが神経系・循環器系・代謝系等を活性化させ、変化を起こし、良い結果をもたらします。そのバイブレーション状態を励起させるのが、エリクサーの微細なゆらぎであり、振動であり、そしてさまざまな科学的分析結果にある物理的特性、生物学的特徴だと思います。一つで語り尽くせない幅広いファクターをエリクサーが持っているため、今後一つ一つ解明して、みなさまのご理解に供したいと思います。