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残った自家苗販売します 

 前号で、まほろば店舗で販売する家庭菜園用の苗は、近郷のエコファーマー・漆崎(うるしざき)さんにお願いした事をお知らせしました。一方、まほろば農園用は、自家育苗していますが、若干残る物も出てきますので、少しずつですが、店頭に並べたいと思っています。

 



手塩にかけた自家苗たちです。かわいいですよ!


 漆崎さんの苗も見せて戴きましたが、スクスクと育っているようです。プロの農家の育て方も参考になることが多く、本当に感謝です。例えば、育苗用のトレイをプロ仕様に変えただけで、抜群に発芽が揃うようになり、感激です。いっせいに揃ったキュウリの可愛いこと、何か見ていると、皆で幸せな気分になりました。  

 

漆崎さんの育苗ハウスに入ると、まほろばのハウスより結構暑そうでした。“何度くらいなんですか?”とお聞きすると、“体感温度”なんだとの事、うーんなるほど!!これがプロなんだ。

 

次から次へと研修生が!       

 今年は何人もの研修希望者が現れて、ちょっと驚いています。京都から来ていた人によると(彼は九州に良い土地が見つかったという事で、一ヶ月ほど研修して帰りましたが)年間160種類以上の野菜を有機で作り、しかも露地で自家採取と言うのは全国どこを探してもないそうで(これは、ひとえに0−1テストのお陰です)是非にと頼まれました。  

 今年一年常勤で研修の予定は、ソフテリアの玉生シェフのお友達で富良野のハーブ園で働いていた熊木君です。彼は人格も高く、すべてにわたって安心できるひとです。  

 元気がいいのは上田くんで、大学生時代、小樽で人力車のアルバイトをしていたそうで、売上全国ナンバー2だったというのは、勲章ものです。さらに、豪華客船クルーズに乗ってアルバイトしながら、3ヶ月間、世界一周の旅をして来たそうです。旅をしながら、地球の環境と安全を守ることの大切さに気づき、これからは有機農業だと目覚めたというのです。彼は週2〜3回研修する事になっています。  

研修中の熊木君です。

 

 

ゴールデンウイークを返上して研修に来たのは、酪農学園大学の城越ゆかりちゃん、地域環境学部を専攻しているそうで、素直でよく気のつく可愛い娘さんで、ババーしかいなかった農園が急に花が咲いたようになりました。しかし、この娘さん、驚くなかれ!!!! 毎日江別から自転車で来ていたのです。夏休みも来たいとか、まさか毎日自転車で?  

 

 その他、農園で働きたいという東京の女性も現れたり、下川町の中村桂さんがボランティアに来てくれたり、何か今年は春からにぎやかで、若々しい雰囲気にあふれています。  

自然を愛し、地球を愛し、懸命に生きている若者たちを見ていると、地球の未来も明るく見えてきます。さあー、その為にはまほろば農園で少しでも多くの学びと、感動を経験してもらわなくては!!!!

 

ジジ、ババの役割           

 最近では、まほろば農園全体の役割分担が自然に決まって来ています。潅水設備や、育苗用のオリジナル培養土作り、堆肥や肥料まき、耕起、種まき、等々、力仕事や、機械類を使う仕事は若い男たち、移植や草かき、水やり、当面の収穫等コマゴマした仕事は、女性やババの仕事、ハウスの建設は店長(彼しか出来ないので)とうまく出来ています。

 

 

 

 

有難いのは、パートさんの竹縄さんご夫婦で、お二人は、まほろば農園の意味と意義をグローバルに誰よりも深く理解し、利害損得を超えて、献身的に働いて下さるのです。特にご主人は農家出身の元獣医さんで、道庁の酪農関係の仕事もしておられたので、ご理解が深く、若い人たちのオピニオンリーダーとして大切な役割を果たして下さっています。

竹縄さんご夫妻はなくてはならない存在です。

 

御主人は、奥様のアッシー君、兼ボランティアで、若い人たちが忙しくて手が回らない大切な仕事を見つけて、気がつかない所で、いつも黙々と働いてくれています(丸山動物園でも獣医さんの資格を生かしたボランティアをしています)

 

チーフ、福田くん            

 0−1テストの技術(単なる技術ではないので、ワザと言った方が正しいかも)をほぼ完全にマスターした福田くんは、まほろば農園になくてはならない人になりました。店長も私も安心して任せられる部分も増え、今年は、ハウスのテントがけも一人であっと言う間にやってしまいました。頼もしい限りです。ただ今年は社員の本間さんが辞めたので、どうしても負担がかかり過ぎているのが心配です。

 

年代モノのトラクターを自在に操る福田君

 

 

私が怖いの知らないのね!!          

 育苗ハウスで農園スタッフ4人と働いていた時の事です。私は、世界一周の彼に自己紹介を兼ねて話かけていました。 “あのね、私はね、失敗しても怒ったことはないけど、同じ失敗を3回したら怒るからね!その時は怖いわよ!

 

 

 その後、私はハウスの中の草かきをしていましたが、うっかり手をすべらせてシソの苗を切ってしまいました。“うわ−、シソ切っちゃった,シッパーィ!!”私が大声をあげると、間髪をいれず、世界一周君は“専務、一回目ですよ”と来た。うーん、一本取られたね!!でもね、彼は3回目の私の怖さを知らないのです。

ところがです!!! 私はまた失敗をしたのです。グリンピースの種が足りなかったのに、注文するのを忘れていました。幸いに、彼は帰った後だったけれど、彼がいたら“二回目です”と言われそう・・・・・・やっぱり、人の事は怒らない方がいいかも。

 

作物によってはハウスも必要    

 まほろばでは、これまで5m×25mの小さいハウスがあって、そこで育苗したり、その後、モロヘイヤや、トマト(一部)を作っていました。露地トマトは、雨が降ると極端に水っぽくなり、味が落ちるので、水分と栄養分がコントロール出来るハウス栽培の緑健トマトに押されてしまいます。いくら安全だとか、有機だとか言っても、やはり、お客さまは、トマトやスイカは味で選ばれるようです。

 

長年自然食で育てた息子でさえ緑健トマトを選ぶのですから・・・・・・・でも考えて見れば、もともとトマトはペルーやエクアドル等の高山地帯(標高2000〜3000m)がルーツなので、冷涼で雨が少なく、水はけの良い環境が好きなのです。ですから、雨よけハウスはトマトの生理に合っているのです。

従って、トマトは、露地に固執する方が自然でないともいえるのです。また、モロヘイヤや、オクラ、ニガウリ、ナスなどの原産地はインドやエジプト、アフリカ等なので、北海道で育てるには、暖かいハウスでないと難しいのです。  

 

新しいハウス建設中          

 その為には、もう一棟、ハウスが欲しかったのですが、何百万もする物なので買えませんでした。(一棟目のハウスは、店長がどこかから貰ってきてくれたのです)ところが今回、古くからの契約農家(米やスイカなど)の寺島さんが、もう使わないからと53mもある大きなハウスと、きゅうり等に使うアーチ支柱をいっぱいくれました。

 

 

本当に有難い事です。どんなにりっぱなハウスをもらっても、解体してもらって来るので、組み立てられなければもらっても役に立ちませんが、店長が上手に組み立ててくれています。研修生たちも店長を手伝いながら、良い勉強になると思います。この調子でいくと、今年は硬くないナスや、柔らかいオクラが出荷できるかも知れません。トマトはほとんど露地に植えますが、育苗が終わった後のハウスで遅植えのトマトを作る予定です。

 

なばな、ニラなど出荷中        

 例年のごとく、寒い北海道の冬を、雪の下で過ごした野菜たちが、たくましく芽を出し、5/9日、春一番の出荷となりました。この後、三つ葉や、焼肉レタス、サニーレタス,ネギなどすぐに出てくる予定です。これら越冬野菜のおいしさは格別です。収穫期間は短く、あっと言う間にトウが立ち、食べられなくなりますが、つかの間の季節の味覚をお楽しみ下さい。 ?? ?? ?? ??

 


春爛漫、野菜の出荷が始まりました。

   
 

2006年5月号

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