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よく売れました。菜ばな終了  

 おいしかった菜ばなもそろそろ終わりです。驚くほどよく売れました。有難うございました。今ではみんな菜の花になって幸せそうに山の風に揺れています。後は一部種取り用に残しておいて、トラクターで緑肥用に堆肥と一緒にすきこんで、次の作物を植えていきます。  

 

   

風に揺られる菜の花たち。

   

 

菜花を採る時は、私はいつもかわいそうな気がします。一生懸命花を咲かせて種になり、子孫を残そうとしているのに、新しい花芽が出るたび、出るたび摘んでしまうのですから・・・・・だから人間に生まれ変われて良かったね“と、時々声かけしながら収穫しています。でも今年はちょっと自信がなくなりました。こんなに環境を破壊し、自然と共存していけない人類に、はたして植物は生まれ変りたいと思ってくれるだろうか?人間に生まれ変れてよかったね、なんて、まだそんな傲慢な事を言っているの?と言われそうな気がしました。  

 でもね、まほろばのお客さまはみんな良い人ばかりだから、安心して下さいね!! 食べ物に、この人に生まれ変りたい、と、思われるような人になりたい、いいえ、ならなければいけません。食べ物は私たちに命を捧げてくれるのですから・・・・

 

   

 

今年こそはと思ったのに  

 春一番に収穫する野菜は、いつでも虫だらけになってしまいます。 雪どけすると、すぐに青菜類を植えるのですが、あれもこれも植えなければいけないので、すべてに手入れが行き届きません。

特に青菜類には水が必要です。土の中の養分は水分と共に吸収されるので、乾燥すると栄養失調になり、体力の弱った所に虫が寄って来るからです。


小松菜の収穫中(竹縄さん)

   

 


分かっていてもなかなか水やりするヒマがないのです。雪どけして、さあ、これから忙しくなるぞ、という時に予定が外れて、人手が足りなくなり、何もかもアブ蜂とらずになってしまいました。 本当に申しわけありません。でも、忙しいお陰で、電話やパソコンにばかり向かっていて不健康な主人も、久しぶりに農園にひっぱり出して、虫干ししてあげることができました。  

   

 

野山の草が虫に食べられないわけ  

 野山の草花が虫に食べられないわけは、不耕起(耕さない)だからです。それから収穫しないので、毎年、秋になって枯れた草が地表面を覆っていて、水分が蒸発しにくいようにカバーしているのです。また、根が深く入っていて、(深いところほど乾いてない)ちょっと位の乾燥には耐えられるようになっていますし、細胞も組織も密になっていて、水分を蒸散しないような構造になっています。自然の雨だけで命の水をやりくりする知恵でしょうか。

   
でも、さすがに何年か前に、一ヶ月以上雨が降らなかった時には、耕した所に生えている草は、野菜と一緒に虫に食べられていました。耕すと、土の表面が壊れ、空隙がいっぱい出来て、すぐ乾いてしまいます。

みずみずしい、ニラ。

   

 

では、なぜ耕すのでしょうか?  

 農業というのは、出来たものを全部収穫してしまうので、堆肥や肥料の形で収奪したものを返してあげる必要があります。堆肥や肥料をまくと、そのままでは種を蒔けないので耕すわけです。耕せば水やりの必要が出て来るわけです。これは有機農法ですが、自然農法というのもいろいろありますが、福岡正信先生の自然農法は、循環する自然の摂理を最大限取り入れたもので、不耕起、無除草、無農薬、無肥料です。その代わり、自然の循環を壊さない程度に収穫し、次の世代の肥料になったり、種になったりする部分を残さなければなりません。栽培と言うものをしなかった古代の人々や、現代でもイヌイットやアイヌの人々、インデアンや、アボリジニの人々もそのようにして、肥料をあげたり、管理しない代わりに全部とりつくさないわけです。

でもそれは、現代のような大勢の人口を養う事は出来ません。一ヶ所に定着して、神様のまねをして栽培したり、家畜を養うようになって、人口は爆発的に増え、知恵も文化も科学も発達し、人類はあらゆる生き物の頂点に立つようになりました。


   
何が良いことなのか、悪いことなのかは分かりません。でも、まほろばのお客さまに販売するためでさえ、徹底した自然農法ではまかない切れない事だけはたしかです。

ハウスの中で出荷作業中。

   

 

自然農法もやってます  

 自然農法というのは便利なものです。まほろば農園の一角に、主人が福岡先生を見習って、不耕起、無農薬、無肥料、無除草でやり始めたところは、5年の歳月を経て、やっとハーブが何の手入れもなく、豊かに実る農園になりました。その間、主人のした事と言えば、何もしないでただ見守るだけ。

   
余りにひどい草の生えように見かねたスタッフが、草刈機で半分ほど刈ってしまった時、“何と言う事をするのか”と、ご機嫌ナナメだっただけ。それ以来、自然農法のところは、触れられないゾーンになっていました。最初はミントでさえ出来ないようなやせた土地でしたが、毎年たい積する草の緑肥で、少しずつ肥えてきました。 でも、5年も自然にまかせて待っていては、農家は食べていかれません。

ほとんど自然農法?こぼれ種から生えた生命力バツグンのサニーレタス。

   


いつの間にか出来た自然農法ゾーン  

 焼肉レタスやサラダ菜、サニーレタスなど、前年に種採りした所に種がこぼれ、自然に生えたというのは、去年ご紹介しましたが、今年もさらに増えて、ただいま出荷中です、自然のものは、成長速度が違うし、姿、形もさまざまで、一般的、市場的には価値のないものですが・・・・・

 

出来すぎた苗差し上げます  

 どこで数を間違えたのか、キュウリの苗が出来すぎてしまいました。珍しいのはレモンキュウリ(レモンのような形をしていて、サラダ用)、ドイツキュウリ(ピクルス、サラダ用、シュタイナー農法の種)、四葉(スーヨー)キュウリ(中国の在来種)、で、後は普通のキュウリですが、上高地(自然農法の種)、夏元気(F1の自家採取)です。夏元気は、F1の自家採取なので、2代目はどんなキュウリができるか分かりません。オリジナルキュウリを作りたくて、取り組んでいるものです。

 

   
とにかく、有機のオリジナル培養土と、エリクサー水、ホロパシーまで入れて作ったものなので、少し、肥料が切れかかっておりますが、処分するのも可愛そうなので、もらって頂ける方を探しています。甘トウガラシと、シシトウの苗も若干残っております。
   

もう少し早く分かっていれば家庭菜園にご利用頂けたのですが、人手不足で、植えつけが、家庭菜園より遅れてしまい、時期外れになってしまいました。        

 

 

 

2006年6月号

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