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まほろば自然農園
 
     


 今年は、春の雪融けが遅い。と言うよりも去年が早すぎたので、そのつもりでスケジュールを立てたら、例年通りの雪融けになってしまったと言うのが、本当の所です。(まだ、農場は70センチから1メートル位の雪がガンバッテいます)  

 去年の農作業日誌によると、4/6日には、もう露地にほうれん草や小松菜など、青菜類の種まきをしたと記録されています。
例年は、4/20日過ぎだから2週間は早かった。
ところが、順調に暖かくはなってくれなくて、4/26、27日には積雪があり、29日には大霜で、露地に植えられた野菜たちは皆びっくりしてしまいまいた。

 

 それで、プロの農家も大根やハクサイに花を咲かせてしまった(もちろん、まほろばも)人が多かったとか・・・。
 
これらの野菜は寒冷刺激に弱いので、寒さを受けると、栄養成長から生殖成長に変わってしまい、あっと言う間にトウが立って、花が咲いてしまうのです。

そうなると、栄養が子孫(種)を残す為に使われてしまうので、根っこの方は栄養がもらえず、繊維化して、堅くなって食べられなくなってしまいます。  
去年も、1300本ほどの大根と多くのハクサイが、あれよあれよと言ううちに花が咲いてしまい、本当に残念でした。
今年は慎重にやりたいと思います。

 

 今年は、温室の数を増やしてみました。
例年、温室が狭くて、ピーマン、ナンバン系や、ナス類など高温野菜も、移植が終わると温室外に出さなければいけないので、低温障害を受けて、生育が悪いのです。

また、低温に強いトマト類は、ハウスの中も一杯になると、まだ寒いのに露地に出されて、寒さで葉っぱが黄色っぽくなったり、みすぼらしくなっていました。

 

 ところがデス!! 
必要な時に必要な物が本当に有難く与えられたのにはびっくりしました。

本店店長の奥さんの実家も農家なのですが、使わなくなったからと、去年末立派なハウスを戴いてしまったのです。
これでハウスは、奥行きが、大(52メートル)、中(35メートル)、小(25メートル)の3棟になりました。
去年のうちに店長が手伝って、骨組みだけ作っておいてくれたので、今年になってビニールを張りました。  

考えてみれば、一棟目のハウスは店長の実家から、二棟めは古くからの生産者の寺島さん、三棟目は店長の奥さんの実家からですが、もう一棟ありました。  

 それは店長の実家からの物で、お父さんが手作りした(言わば形見です)、がっしりした骨組みのもので、冬でもビニールを張ってあっても倒れないので(普通はビニールを張ってあると、積もった雪の重みで倒れてしまいます)倉庫代わりに使わせてもらっています。
2台あるトラクターも店長の実家とお兄さんの所からのものです。  

このように書き連ねてみると、まほろば農園は、ずいぶんと色んな方のご好意(特に店長)によって成り立っているんだなーと改めて感謝です。

 

 3月18日、大橋店長による上手な機械類の使い方と、整備の仕方の講習会が、まほろばの2階で開かれました。

 私は、機械類が苦手なので、どうしても機械類は男の人任せになって、充分なことが出来ないのです。
私も一緒に勉強しました。

 「なるほど、テーラー(小型耕運機)一つにしても使い切れていないなー!!」 と言うのが実感でした。

今年の目標は、 ≪機械で出来るところは機械でやって、作業能率の向上≫
≪機械の手入れを怠らない≫です。

 

 

 店長のこの言葉に私はハッと胸を突かれた感じがしました。

「牛馬で畑や田んぼを耕していた時は、農家にとって牛馬は家族同然だった。
自分の代わりに何倍もの仕事をしてくれるので、家族同然に大切に扱われた。  
それが機械に代わった時、もっと沢山の仕事をしてくれた。 だから、農家は大切な機械の手入れを怠らないし、いつも感謝して大事にする。」


 

『牛の鈴音』と言う題名の韓国ドキュメンタリー映画があります。
私はまだ見ていないのですが、主人がブログで紹介しているので転載させてもらいます。

http://www.mahoroba-jp.net/blog/2010/03/post_657.html

 

 私にはチェ爺さんの老いぼれ牛と、まほろばの年代物のトラクターがダブります。

 店長のお父さんの代から大切に大切に使い続けてこられたトラクターを戴いて、私たちはどれだけ大切にして来られただろうか?

何度も故障させて、店長に手入れが足りないと苦言を呈され続けて来たトラクター。
ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、本当にゴメンナサイです。
あの2台のトラクターがなければ、まほろば農園の今日もなかったのに・・・・・・・・
  機械類に対する苦手意識から、機械を単なる無機的にしか見て来られなかった私の意識が、農園スタッフの中にも浸透していたのかも知れません。
久しぶりに胸が痛みます。

 私たちは農業をやりながら、形だけ農業で、本当の農業者に成りえていなかったのだと、店長の一言で目が覚めた思いです。  
実際には、農業に従事していなくても、何世代も、何世代も時を重ねながら、培ってきた篤農家の魂を持った店長と、理屈や理想ばかりを追い求めて、一番大切なものに中々気づいていけない私、何か叶わない長い歴史の重みを感じます。  
今回、少しだけでも気づくことが出来たので、スタッフ一同、頑張ります!!

 

 

 


 

 皆様、始めまして。
今年からまほろば自然農園で研修生として働いてる大林誠です。
札幌出身の31歳です。  

私は3ヵ月半いた日本最南端の近く、石垣島からここまほろば自然農園へとやってきたのですが、その気温差30度以上。

 石垣ではもう春!?初夏!?がすでにやってきていたのですが、 最初は5年ぶりとなる地元、北海道の冬の寒さに、体がさすがに全然慣れませんでした。
春が待ち遠しいですね。
 

 石垣島ではパインアップル農場で働いていました。
沖縄では珍しい無農薬、無化学肥料でのパインアップル栽培をしていた農場で、周りには綺麗な海が広がっているだけの、非常にゆったりとした石垣の崎枝という場所にありました。
パインアップルは石垣の赤土、酸性土壌の中で育ち、ふかふかの野菜畑の土とは間逆の硬く石ばかりの土壌ですくすくと育っていました。
硬い葉を持ち、とても強い日差しの中でとてもたくましい植物でした。

 さて、まほろば自然農園の今ですが、ハウスでの種まきから始まり、様々な苗達がすくすくと育っています。

温床ではトマト、かぼちゃ、ナスなどがポットに移植されています。

  ピーマン、ししとう、キャベツなどもこの寒さの中でたくましく芽を出し、少しずつ大きくなっております。

昼と夜の温度差の激しい今時期、温床での温度管理の難しさをみんなで乗り越えています。

 ハウス内直まきの野菜たちは小松菜、水菜、からし菜、ラディッシュ、ホウレンソウ達が本葉を出し春の光を待ちきれない様子です。

他にもいろいろな野菜たちが種から芽を出し、毎日野菜たちの様子が楽しみで、今日植えたグリーンピースの炊き込みご飯が今から待ちどうしいです。  

野菜たちとともに雪解けを待ち、微力ながら美味しい野菜を作るために頑張っていきたいです。



 3月27日(土)AM11時15分から、北海道文化放送(UHB)で放映された『エコチルテレビ』にまほろばと、まほろば農園が紹介されました。
皆さんにお知らせするのを忘れてしまい、残念でした。

  でもまた継続的に取材される予定なので、次は早めにお知らせしたいと思います。  
これは環境教育の一環として発行されている『エコチル新聞』と言うのがあって、それのテレビ版なのだそうです。
大変有意義な取り組みなので、喜んで参加させて戴く事になりました。


 まほろばでは、農繁期のボランティアを募集しています。
志のある方は、あらかじめボランティア名簿に登録させて戴き、人手がほしい時に連絡し、ご都合のよい方に働いて戴くというシステムです。  

 せめてものお礼に、4時間単位で、ソフテリアの御食事券を1枚差し上げたいと思います。
農園野菜がたくさん採れる時期には、お野菜も差し上げたいと思います。

体力に合わせて働いて戴ければ良いと思います。
男女は問いません。  

仕事の内容は、季節によって変わってきますが、草取りや、苗の定植、じゃがいもの種まきや、収穫、開墾地の石取り、きゅうりやトマトの支柱立て、テーピング、肥料まき、堆肥まき、水遣り、などなど・・・何でもあります。

持ち物は、長靴、帽子、飲み物はご自分で用意して戴き、手袋は農園で用意させて戴きます。
雨の時は中止です。

      2010月04月号
   

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