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 適当に雨が降り、気温も急激に上がって、暑さの好きな果菜類は急に成長してきました。
冷春の遅れを取り戻そうとしているかのようです。

 
何と今年は60年に一度しか咲かないという竹の花が咲きました。
もう後、60年生きる自信のない方の為に、農園スタッフが竹の花を写真に取りました。
素朴な咲いていても気がつかないような花です。
実際クマイザサは、農園の周りにぐるりと生えているのに、毎日農園に行っていて気がつきませんでした。  

やはり、一番最初に見つけたのは、
野生児で、珍しいもの大好き家さんの福田君でした。

 


 でも、珍しいからと喜んで愛でてばかりもいられません。

竹に花が咲くのは、60年に一度だそうで、その年は冷害で大凶作になると言い伝えられているそうです。大いに気にかかります。  

しかも、60年に一度の庚寅年。
主人も60年に一度の庚寅で五黄の寅年、主人の生まれた年には朝鮮動乱が勃発しました。
(あまり、関係なかったかしら?)

 

 逆に、まだ6月なのに30度もの気温の日があったり、というのもちょっと不安です。
もしかしたら、60年に一度の庚寅も、冷害と旱害を繰り返しているのかも知れません。
それの方が何か弁証法的で、自然の摂理を感じます。   
もしかしたら、今年は大旱害なのかも!!!  

さて、どのような年になるのでしょうか?



 私はいなかった時のことですが、近所の貸し農園で、この暑さで熱中症で倒れる人が3人も出たというのです。
救急車が何台も来てびっくりしたそうです。  

まほろば農園の人ほど重労働はしていないと思いますが、それでもそんな事になるのですから、いくら毎日の積み重ねがあるとは言え、いきなりの暑さなので、農園スタッフの事も心配です。  

 心配とは思いながら、少しでも作業の遅れを取り戻す為に、毎日一杯一杯のスケジュールを立てなければいけないのもジレンマがあります。
それでも、いやな顔一つせず、皆で協力してやり遂げようという気概が一人一人にあるのです。

きっと、ここまでは出来ないだろう、と思いながら立てているスケジュールも、見事にこなしてくれて、遅ればせながら、ギリギリのタイムリミットをクリアできているところです。
「自分たちの農園」意識が出来上がって来つつあるようです。




 最近のアンチエイジング(抗老化)情報によると、
皮膚の老化でシワ、シミは、95パーセント位が紫外線によるものだということが分ってきました。

ひいては皮膚ガンや体内の酸化ストレスの原因にもなると言う事で、
できるだけ紫外線に曝されないほうが良いということです。

従って、日傘、紫外線カットの帽子、サングラス、長袖、日焼け止めクリームなど、神経質と思われるほど推奨されてきました。  

 そんなこと言われても、日傘さして、畑仕事は出来ないし、
すでに出来てしまった私のシワ、シミと、
農園スタッフの未来はどうなるのでしょう?

 



 ところが、紫外線被爆の70パーセントは目から入ると言うことが分り、紫外線カットのサングラスが有効だとのこと・・・農園では今、サングラスブームです。  

 松本君のサングラスなんかデザインも奇抜で、7色に光っていて、初めてだと後ずさりしてしまいます。

農園軍団は、なんとも人相の悪い中身の優しい集団になっています。




 私が2泊3日の東京の主張から帰って見ると、
思った以上に作業が出来ていたので、
「私がいなくても全然大丈夫なんだ〜〜〜。」
と思って安心すると共に、ちょっと寂しい気持ちもありました。

 でも、余りに多くの課題を消化する為に、大事な時期に青菜類や、
果菜類の水やりを皆で忘れてしまっていたので、
「あ〜〜〜、やっぱり私がいなくてはダメなんだ〜〜」と、
がっかりしたような、安心したような・・・・・  

ダメですよ!!、そんな事を思っていては、
いつまでもスタッフが成長できませんよ!



 今年は植えるものが多くなったので、レタス、キャベツの植える場所を変えてみました。  

 レタスもキャベツも、成長期に大分チッソ不足になってしまったようです。

 キャベツは石が多く、痩せている第6農場に植えたので(土と石が3:1くらい)、水はけが良すぎて、肥料の効きが悪いようです。
レタス系は肥料も水分も少なめの方が丈夫に出来るのですが、ちょっと少なすぎたようです。

一度植えてしまうと、次から次へと仕事に追われて、追肥のタイミングを失ってしまったり、細かいケアが中々出来ません。


 キュウリ、ナス、ピーマン、トマト等の果菜類は、植えるのが遅くなってしまいました。今年の春は寒く、気温が上がっても、山の畑の地温は中々上がらず、草でさえも勢いがなく、トンネルして早植えするにしても、地温が低くては順調に成長してくれそうにありません。

そんなこんなで、家庭菜園の人たちよりも遅くなってしまいました。

 植え始めは同じくらいだったのですが、量が多いので、最後のナスを植え終わった頃には、6月の10日頃になっていました。
 
にもかかわらず、果菜類は順調に成長し、特にこの暑さで高温野菜のナスが元気です。



 でも、ナスが良かったら、涼しいのが好きな青菜類やかぶ、大根が難しくなります。

それに、果菜類でも、トマトは30度を越えると、花芽が落ちたりするので要注意です。

特にハウスはどんなに開け放しても、
外より暑いので心配になります。  

また、気温が高いので、キュウリとトマトがグングン成長して、ツルやわき芽の伸び方が早いので、支柱に止めてあげるのが大変です。  

 こちらはパートさんの甲賀さんや大島さんが慣れた手つきで
どんどん留めていってくれます。
でも三日もしたら、また延びてくるのです。
伸びてくれなければ困るけれど・・・。



 早く、おいしくて、 元気の出る果菜類や豆類がたくさん出来て
お客様に喜ばれたい。  
そう思いながら、皆で汗を流しています。
もう、少々お待ち下さい。楽しみにしていて下さいね。

 



 
@ 苗を定植する場所全体に0-1テストで実験した肥料を必要分まいて、耕運機で溝切りしていきます。
曲がらずに真っすぐ溝を切るのは、なかなか難しいです。

A溝を切ったところに0-1テストした肥料を必要分撒きます。
これが「待ち肥え」となります。
肥料を撒き終えたら、また平らになるように溝を埋めて肥料を土の中に隠します。

※待ち肥えとは作物が大きくなって来た時に、素早く作物に肥料が効くように、あらかじめ土の中に肥料を入れておくことです。

 特にマルチをする場合は、後から肥料は入れずらいので待ち肥えが必要です。

B山から枯れ草を集めてマルチをひきます。
これがなかなかの力仕事です。

C運んできた枯れ草を、土が見えないようにまんべんなく敷き詰めます。

※マルチとは…マルチにはビニールマルチと有機質マルチがあります。

ビニールマルチは文字通りビニールで土の表面を被うものです。
有機質マルチは、ワラ、枯れ草、落ち葉などの有機質で土の表面を被うことです。 雑草や乾燥防止の他、微生物が増えて作物の根の成育を活発にします。


D 作物を植える場所に竹を立てて支柱を組みます。
さらに作物の体を支えるために、渋縄を張っていきます。
さらに作物の体を支えるために、渋縄を張っていきます。

E ここまでできたら、あとは定植です。

定植では、ポットの土をちゃんと畑の土で隠すことが大切です。

ポットの土は乾燥しやすいので、上に1cmくらい畑の土をかけるといいと思います。
土をかけた時に少し周りより低くなるのがベストだと思います。
高いと表面の土がどんどん崩れてしまったり、水がすぐ流れて乾燥の原因になってしまいます。

 以上、解りやすく簡単に書いたつもりですが解りにくかったら申し訳ございません。
少しでもお客様のお役に立てれば光栄です。
(ちょっと今年はもう遅かったかもしれませんが…)

 

 

      2010月07月号
   

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