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  まほろばとは エリクサー&オリジナル オンラインショップ まほろば自然農園 レストラン
まほろば自然農園
 
   
 
   
 

日 時 月19日10:00〜13:00

場 所 まほろば本店 2F 講話室 

参加費 1000円 40名以内限定

予約TEL :011-665-6624
(まほろば本店)


 来る3月19日に、茨城大学農学部(緑環境システム科学担当)教授の中島紀一氏をお迎えして、“今、なぜ地域農業なのか?”というテーマで講演して戴くことになりました。  

  中島先生は、日本有機農業学会や、全国有機農業推進委員会の会長で、「農を変えたい!全国運動」のリーダーとして、文字通り日本の有機農業の第一人者と言える方です。

 

 
 先生は、単に学者としてだけでなく、自らも地域農業の再生に汗を流される、実践者でもあります。  

 えっ?そんな立派な先生がどうしてまほろばに?  
そうなんですよね!
私も不思議です!
 
 
 実は先月、まほろばの肉類の生産者である、興農ファームの本田さんに来て戴いて講演会を致しましたが、この本田さんも全国有機農業推進委員会(農水省の諮問機関)16人の中の主要メンバーで、現在の有機農業推進法や、有機農業基本法の制定に深くかかわった立派な方なのです。

 その本田さん繋がりで、今回の運びとなりました。
 
 それと言うのも、前日に富良野で中島先生の講演があり、次の日の夜にまた、長沼で講演があるので、その間にまほろばの為に本田さんが時間を取ってくれたのです。
一緒に本田さんも同行される予定です。

 
 
 中島先生には、一昨年、酪農大学で開かれた「農を変えたい!全国運動」の全国大会で、最後の日に、本田さんに紹介され、喫茶店で主人も一緒にお茶飲みした記憶があります。

 覚えて下さっているかどうかも分かりません。
それに何で私達が中島先生に紹介して戴けるのかも分からなかったのです。



 


 
 地域に根ざした健全な食と命のあり方を、農業の原点に戻って再構築し、官の農業政策にも反映させ、生産者も消費者も一体となった国民的な意志の流れを作り出していく為に、日夜、東奔西走されている、中島先生や本田さんの大きな流れの中に、まほろばも、期せずして入っていたようです。

それは、農や食に対する基本理念が同じで、ぶれることがなければ、何をやっていても繋がっている大河の源流なのだと思います。
   
 
 外交では、TPP(環太平洋連携協定)が具体的なスケジュールに上り、日本の農業が大きく揺さぶられています。

このような時に、今なぜ地域農業なのか?≠ニいう中島先生の問いかけのテーマは、解答が足元にあることを暗示しています。  

 家庭菜園から大規模農業に至るまで、微生物から全人類に至るまで、生産者から消費者に至るまで、私達がどのように向き合い、つながりあって行かなければならないか、助け合っていかなければならないか、根本的なことを色々お話して下さると思います。



 
 
 あれこれ思い出して考えて見ますと、また、今回の講演のテーマからも伺えますように、中島先生が単なる学者ではなく、気さくでドロ臭い知的なオジサン(良い意味でですよ〜)のように見えてきました。  
 
  まほろばもしっかりと泥臭く、地域農業を盛り上げていかなくては・・・  そんなこんなで、又とない機会に恵まれましたので、関心のある方は、是非奮って御参加下さい。



 
 

 
 本田さんの講演会に来られて、お話を聞かれた方は、本田さんの食や、農、酪農に対する思い入れの深さに魂を揺さぶられたと思います。  

 興農ファームツアーを組んで下さいと言う声も何人もあったほどでした。

 

 
 


 店長などは、途中から出席して、半分も話を聞いていないのに(仕事が片付かなくて)、余りに感激して、「これからは、本田さんの肉類を一番見えやすい一等席に陳列させて戴きます」などと言い出しました。  
 でも私の見るところ、今の所何も変わっていないようですが・・・実践してくださいね!!  

 まあとにかく、お客様も、まほろばの生産者の方たち(お米の川本さんと黄倉さん)も、従業員も、私も農園スタッフも、皆大感激でした。  夜遅くまで、懇親会で引っ張ってお疲れ様でした。
有難うございました。
 
 
 
 
 
 @2月の11日〜13日にかけて、寒い寒いハウスのビニール張りが終わり、ハウスの中の土も大分乾いてきたので、必要なミネラル(ハウスによってはヌカのいる所も)を入れ、表面10cmほど耕して、水をやり、透明ビニールをかけておきました(2/28日)  

  まだ、最低気温がマイナス8度で、最低地温が3度なので、ビニールは地温を上げる為です。
(これでも夜はストーブをつけています。ストーブは、夜降った雪でハウスが倒れない為もあります)


 
 A 最低地温がある程度上がったら、黒ビニールに変えて、土の中に残っている窒素分が、硝酸態窒素として作物に残らないように良く発酵してもらいます。  
 
  去年作っていたトマトの追肥分のぼかし(ブラドミン)が残っているかもしれないし、最後に堆肥(チッ素分が1パーセント程度あります)と、ヌカと、山の落ち葉を少しだけパラパラと入れて耕していたので、種まきする前に微生物さんに活躍してもらうためです。

 

B 最低地温が5℃位になったら、青菜類は発芽できるので、ビニールを取って、種まきし、軽く水やりして2重にパオパオ(保温と保湿の為の不織布)し、ビニールでトンネルします。


 
 
 春一番に気温の低い時期に種を蒔くのは大変です。

でも、トマトを定植するまでにミネラルしかあげないで、青菜類を一作(いっさく)作ると、去年から畑に残っている肥料分がほとんど無くなるので、その後に、また不足したミネラルだけあげてトマトを定植します。  

 トマトも自家採取、自家育苗ですが、これもミネラルだけで育てます。  
それから、実がつく頃にチッソ肥料が効くように待ち肥え(根っこから少し離れたところに、肥料をあらかじめ入れておいて、後から効いてくるようにすること)しておきます。  

 あと、苗作りのことは、もっとややこしいので、今、苗床作りをやっている現場の福田君に書いてもらうことにしました。






 
 
 皆様こんにちは。
雪のまだ残る中、今年もまほろば農園がスタートしました。
今はビニールハウスの中の作業がほとんどです。
 


 2月中旬頃にハウスを3棟ビニール張り終えて、2月下旬にはハウスの中の雪はハウスの中の雪は無くなり土の香りが立ち込めています。
 毎年ながら今年も一番に目にする生物は、私の嫌いなクモなのです。寒さに相当強いんですね。動きは少し遅いけどちゃんと動いています。

 続いてはダンゴ虫で、板の間とかに集団で固まって丸くなっています。なかなかカワイイですよ。

 今は、ハウスの中に青菜を種まきする準備と、苗用の温床作りです。温床作りは大変な作業なのですが、年々皆手馴れてきて、スムーズに作れました。  

 作り方を簡単に説明すると、まず土を(120cmの電熱線の場合)縦の1m50cm、横5mで30cmの深さに掘ります。
その底にスタイロフォームを敷きます。

 次にまんべんなく土を薄く入れて5cm間隔で電熱線を張っていきます。その上に土を5cm位でまんべんなく入れて回りに板とスタイロフォームを入れ、さらに5cm位土を入れます。
そして電源を入れると完成です。

 あとはトンネルをして専用資材のホカホカマットをして保温します。今は常に地温28℃位を保っています。  
ハウスの外はまだまだ雪で作業はできませんが、広い真っ白な畑には、いろいろな動物の足跡が続いていて、ちょっとした自然のアートになっています。


 
 いつも素手で土を触っていますが、今年はちょっと土の上を裸足で歩いてみました。
まだ寒いのでとても冷たいですが、じっと土の上に裸足で立っていると、じんわり足の裏が暖かくなってきます。
きっと太陽によって暖められた土の熱が、下からゆっくり上がってきているのでしょう。
 土は柔らかく、気持ちがいいです。
皆様も一度土の上を裸足で歩いてみてください。
きっと、大地の温もり、太陽の優しさを感じることができると思います。
   

 

2011年3月号

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