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 台風接近中


 今日(8/30日)は、台風12号が北海道を直撃するかも知れないというので、台風対策に大わらわです。
ハウスバンドを締め直したり、はすかいを立てたり、明日はハウス倉庫が雨漏りするので、屋根にビニールテントを張ることになっています。

 それから、きゅうりや豆類のアーチ支柱にも、両側と真ん中にはすかいを入れなければなりません。
過去に何回も台風で倒れたり、支柱が曲がってしまったりして、支柱も作物も台無しにしてしまっているからです。
 トマトやきゅうりもテーピングして、支柱にしっかり固定してあげなければいけません。

 どんな風にしても、豆類やナスは風で肌が傷だらけになってしまいますし、ピーマンやトマトは折れたり、倒れたり、とにかく、ひとたび台風が来れば甚大な被害は免れないのです。
「大山鳴動してネズミ一匹」であれば良いと祈るばかりです。



   

 行事が重なってしまいました

去年から始まった大通りでのオーガニックフェスティバル(8/3〜4日)と、福島の被災地の子供たち(21家族)に農園野菜を送る日(毎週土曜日)が、8月の感謝デーと重なってしまいました。
本当に大忙しです。
今でも朝5時から収穫を始めてやっと間に合っているのです。

 それでも、感謝デーには間に合わないので、今までは4時に始めていましたが、もう、4時半にならないと暗くて見えません。
人手を増やして対応するつもりですが、さてどうなることでしょうか?
その上、2日(金)、3日(土)は台風による雨の天気予報です。

 オーガニックフェスティバルは、毎年8月の第一週なので、来年からまほろばの感謝デーを第2週に出来ないかなと考えて見たりしています。

   

 

 
   


 豆類は大豊作

   

 早いもので、12号台風と共に暑い夏も終わろうとしています。
青菜類や結球野菜(キャベツ、白菜、レタスなど)、大根、かぶなどの夏には露地で育ちにくかった野菜たちが、外ですくすくと育つ季節です。

 また、雨が少なくて、土ぼこりが起きるほど乾燥してしまった頃にせっかく付いた花も落としてしまった豆類(大平ささげや、インゲン、ささげ、モロッコなど)も8月10日ごろからの雨で再び花をつけ、今、一気に実ってきました。

 


   

 真夏のように硬くなく、大きくても柔らかくてとても美味しくなりました。枝豆ももうそろそろの頃です。

ナスも秋風と共に柔らかくおいしくなってきます。
露地ナスも露地トマトもあと半月くらいが美味しく食べられる期間でしょうか。
ピーマンは丈夫なもので、零下になって、凍結が入るまで収穫が続きます。


   

 ナスもきゅうりも豆類も、
      
ピーマンも強くなりました。


 自家採種の種は年々強くなってきました。あんなに雨が少なく乾燥したのに、ナスは柔らかかったし、花を少なくしてエネルギーを温存していました。

 豆類は不用意にいっぱい花をつけてしまったけれど、乾燥が続くと分かると、花を落として木自体が生き残る道を選びました。生きてさえいれば、また雨が降った時に、いくらでも花も実もつけることができるからです。
生命力とは環境適応能力なのだなとつくづく思います。

 きゅうりは、一番たくさん水分の必要な果菜類なので、乾燥が続く時には、何よりも優先的に水遣りしているので、ナスや、ピーマンや、豆類にまで行き届かないのです。

 でも、自家採種を続けていれば、それのほうが将来的には乾燥に強い品種になってくれるのではないかと思っています。
乾燥しても水をあげないと、少しでも水分を得ようとして、根っこを広く深く伸ばしていくようになるからです。

   






   

 きゅうりは水が必要

 
 でも、きゅうりは、ある程度以上の水分不足の試練に耐えることは出来ません。
0-1テストでいくら栄養バランスを良くしても、乾燥すると病気が出やすいので、無農薬できゅうりを作ろうとすると、乾燥させないようにすることが大切になってきます。

 それでも、溜池が涸れてしまって水をあげられない時も、よく頑張ってくれました。
乾燥が激しいと、葉っぱが茶色くなって枯れていきますが、生命力のある木は、また、雨が降ると、どんどん新しい葉っぱを出して再生していきます。

 まほろば農園のきゅうりは、露地で、一日中太陽が良く当たる、乾燥しやすい傾斜地に植えられているので、水管理が大変ですが、太陽が良く当たるほうが味が良くなるので、あえて乾燥しやすい所を選んでいます。



   

 早採り用ハウスのきゅうりはまだ健在

 
     
 一部、早採り用としてハウスに少しだけ春一番に植えていますが、露地が採れるようになったら、別の物に植え替えようと思っていたのに、いつまでも元気で、抜くに忍びず、もしかしたら、露地よりも長生きするのではないかと思えてきました。

 露地は10月になると、寒さに耐えられなくなり、だんだん採れなくなってきますが、ハウスは暖かいからです。

 秋は夏と反対で、水分を与えすぎると、日照時間も短くなるので、地温が下がってしまい、暑さの好きな果菜類は耐えることが出来ません。
むしろ、気温が下がってからの、しとしとと降る秋の長雨は、夏野菜の体力を徐々に奪って行きます。
その点、非加温ハウスとはいえ、ハウスのきゅうりは、ある程度温度と水分の管理が出来るので、もう少し長生きできるのではないかと思っています。


   

 でも、露地の方が自然

     夏野菜は札幌の露地で出来る時まで食べるのが自然ではありますが、トマトやきゅうりはサラダや彩りに、お料理の都合上ちょっと欲しい時があります。

 病気の人はともかくとして、健康な人ならそのくらいは全然かまわないと思います。
生理的にも涼しくなると、夏野菜は自然に食べたくなくなりますし、作りにくい季節なので、値段も高くなり、心配しなくても、需要は自然に少なくなっていきます。

 どうせ、同じハウスなら、まほろば農園の無農薬、無化学肥料、自家採取の方が良いのではと思い、今年はハウスに作って見ました。

     


 でも、通常は、夏場でも、有機JASでもハウスで作っているところががほとんどです。
   

 トマトはハウスのほうが自然?

 トマトはもともとペルーのような高山で湿気の少ない比較的冷涼な地帯から伝わってきたものなので、ある程度以上の雨を嫌います。
北海道も本州よりは多湿ではないのですが、秋になると気温が低い分、雨が降り続くと、なかなか土も乾きづらくなり、トマトには本州よりよくないような気がします。

 そういう意味ではハウスの方が水分管理が出来るので、ルーツの気候に近い管理が出来るのです。
トマトにとってはハウスの方が自然なのかも知れません。

 でも、肥料も水分もぴったりに管理され過ぎると、確かに病気にもならないし、味も美味しく安定し、収量も上がります。



   

 


 生命力は退化?

 
 でも、環境適応能力という点ではどうでしょうか?生命力が強化される為には、程よい過不足から来るストレスも必要です。

 露地だと作物はお天気の変化を本能的に感じ取りながら、お天気が続けば水分が蒸散しないように、気孔を閉じて凌ぎますし、根っこは出来るだけ広く深く伸ばして、水分や栄養分を吸い上げようとしています。

 雨が降り続く時は、出来るだけ気孔を開いて水分を蒸散させ、根っこも遠くまで延ばしていきません。

 ところが何時でも理想的に管理されていると、この自己コントロール能力は低下するのではないでしょうか?

 生命力と言うのは、この自己コントロール能力であり、環境適応能力であり、ひいては、自然治癒能力なのですから、まほろば自然農園の最終目標はここにあるのです。

     


 
   

 でも、まほろば自然農園の

      ハウスは大丈夫?

 
 昨日、店長に聞かれました。

「同じ日に収穫されたミニトマトが美味しいのと、そうでないのと極端に味が違うけど・・・ちょっと考えられないほど違うんだけど・・・」

 それで思い出しました。
一週間ほど前に予期出来なかった集中豪雨があり、倉庫ハウスの床にあれよあれよという間に、鉄砲水が流れ込み、収穫したばかりの種類(たねるい)や、ヌカや肥料や、皆の所持品など慌ててよけたり、水道(みずみち)をつけてハウスの中の水を外に逃がしたり、とにかく大騒ぎでした。

 そんなことで、大雨の時には、ハウスの両側の窓を閉めなければいけないことなど、私を含めて誰も気がつく者はなく、トマトやミニトマトの味が水っぽくなって初めて気がつきました。ところが、中央の通路側には水が入らなかったので、いつものように美味しくて、極端に差がついてしまったのです。

 また、露地の作業が忙しくて、人手不足で、追肥や水遣りが出来ないと、これもまた味が落ちる原因になっています。
やっと肥切れ(追肥が間に合わなくて味が落ちてしまいました)状態から脱して、味が良くなった所でしたのに・・・・・!

   

 安定と生命力は二律背反

     期せずしてなかなか理想的にやれてないのが実情です。

安定した味と収量を確保できるのがプロなのかも知れませんが、いつも理想的な環境で管理されていると、管理できなくなった時に、ダメージが大きいのではないかと思います。
     生命力という観点からすれば、素人農法も良いのかも知れません。管理出来てないことを正当化すると、農園のスタッフが安心してしまうのでこれはご用心です。

 これ以上管理できないと、トマトやきゅうりはストレスが強すぎて、生命の危機を感じて、愛情不足でいじけてしまうので、皆さん気を緩めないでよろしくね!!


   

 野菜の味について

 野菜の味については、露地野菜の方がその時々のお天気に合わせて、もっと毎日変化しています。雨が降れば水っぽくなるし、お天気が続けば味が濃くなって、日持ちが良くなるけれど、更にお天気が続けば、硬くなってきます。

 主要ミネラルや、微量ミネラルが十分に効いていると、味が複雑で、奥行きがあり、ただ甘いだけでなく、香りも強く、食べた後にも味が残ります。また日持ちが良くなりますし、虫や病気にかかりにくくなります。


   

 流動的なバランスが大切

 ミネラルや、腐植(土壌有機物)の量と、チッソ肥料のバランスも大切で、チッソが多すぎると、茎や葉っぱばかり大きくなって、実が少なくなったり、病気や虫に食べられ易くなったりします。
また、大味で硬くなったり、苦味が出たり、発ガン物質の硝酸態チッソが高くなり過ぎたりします。

チッソ肥料が少なすぎても、抵抗力が低下して、菌やウィルスの病気にかかりやすくなりますし、茎や葉っぱが大きくなれません。ほどほどの大きさがないと、光合成能力が低下するので、実の付きも悪くなります。

何でも極端や偏りはいけませんが、生命力の強い野菜を作るには、作物の成長の段階に合わせた柔軟で流動的なバランスが大切なようです。

       0-1テストしながら、その時々に柔軟に対応していこうと思うのですが、なかなか0-1テスト通りタイミングよく出来ないのが実情です。
種類多く作っているので(今年は140種類くらいでしょうか?)、いつも仕事に追われている状態で、作業は遅れ気味です。

 






     私はその日の作業の優先順位を決めるのに頭を悩ませています(何もかも優先なので)。(主人や店長には、効率が悪いので種類を減らせと何時も言われているのですが・・・)
     

 ゆっくりと、生命の本質に

迫っていけたら


 でも、種の生命力は年々強くなっていっているので、大枠で見れば、結果的には良いほうに向かっているのではないでしょうか。これからも余り細かいことに拘らないで、ゆっくりと、生命の本質に迫っていけたらと思っています。

こんな素人っぽい野菜ですが、お蔭様で年々需要が伸びて、皆様に愛されるようになってきました。
本当に有難いと思います。農園のスタッフ一同感謝申し上げます。
本当に有難うございます。

   

 朝の掛け声

 今、はりきり屋の西岡さんが、毎朝、収穫前に(5時過ぎ)野菜も驚くような大声で気合を入れています。

ちなみに今日の掛け声は、

西岡さん 
「今日も天気がいいぞ!!今日も事故なく、がんばるぞ〜〜〜〜!いえ〜〜い」
皆   
「がんばるぞ!!いえ〜〜い」

近くにいる私は心の中で「いえ〜〜い」

     





 
















     
     

 いつも、まほろばを御利用頂き有難うございます。
 
この、お便りは月に一度の売り出しに合わせて店頭にて配布させて頂いておりますが、今回は大通り公園で開催される『北海道有機農業フェスティバル』にお越しいただいた方々にも目を通して頂くことになるかと思いますので、改めて『まほろば』と『まほろば自然農園』の素晴らしさを簡単に伝えさせて頂ければ有難いです。
 


     私は入社する前、マクロビオティック(玄米菜食)の食生活をおくっておりましたので、無農薬の玄米や野菜、本物の調味料を購入できるお店として『まほろば』を知り、利用しておりました。

 何度か通ううちに『まほろば自然農園』というものが小別沢にあり、無農薬、無化学肥料で美味しい野菜を作り『まほろば』で販売していることを教えてもらい驚きました。

 と、いうのも、私は西区西野に住んでおりますが小別沢までは車で十分ほどの近距離です。
身土不二、地産地消を心がけておりましたので、こんな身近に理想の野菜を作っている畑があるのは驚きでした。
早速、ホームページをチェックして農園へ見学に行ってみました。(こっそりと) 

 西野から盤渓へ向かう途中を左に曲がり、しばらく行くと、そこには札幌市内とは思えないほどの緑あふれる里山の風景が広がっていました。
以前にも中央区円山へ抜ける裏道として小別沢トンネルを利用していたので、何度か通った道でしたが、脇道を入ると別世界。
 

       幾筋も流れる清流は冬の間も凍てつくことなくサラサラと流れ、クマゲラが飛び交いキツネが散歩します。
今時期にはオニヤンマが滑る様に飛び回り縄張りを巡回したり、草の陰からは何種類もの鳴き虫が心地良い音色を奏でています。
 
『こんな場所がこんな近くにあったのかぁ…』
が、第一印象です。 
 


     そして、気が付くと、まほろば農園で働き始めて三年目です。 
 
早朝、陽も昇りきらない農園。
 
『今日も上げ帆で行くぞー!!』

 いつも太陽のように元気な『蟲師西岡さん』の掛け声に、宮下専務の笑い声が胡瓜の葉っぱの向こうから聞こえました。

 笑いながらピーマンや胡瓜の収穫へ向かうスタッフ達。 
毎週末、ほとんど欠かさずにボランティアとして働いて下さる
『ゴッド桶谷』さん(驚きの二年目!)のうしろ姿が神々しく輝いています。
 
芸術家でありキノコ採り職人であり農場長でもある福田さんは
最近、素敵な草鞋を自作し
また一歩確実に『マタギ農耕福田さん』に近づきました。

     他にも素晴らしいスタッフばかりで、
『水のマジシャン高田さん』や『ブラックサンダー甲賀さん』
『金賞!ヨモギ饅頭大島さん』や『毒舌博士佐々木さん』
『釣りバカ!大林マス夫クン』に『ぶた姫あんまん奥村さん』
『帰ってきたヨギーニ上島さん』に『雨乞いダンサー正大君』
『週末耕加藤さん』他。
 現在、厚別店店長の『梅シルク穂積さん』も去年まで農園で汗を流していました。 
 
 素晴らしい水、土、空気、そして人が集まる場所それが『まほろば』『まほろば自然農園』です。

 
 
       少し、お店のほうにも触れさせて頂きますと、毎月第一週目の金、土、日曜日は売り出しとなっておりまして、目玉商品、掘り出し商品、いつもの商品がお求め安くなっております。

 自然食は高い?美味しくない?
いえいえ。
どれも美味しいものばかりで、その価格には割安感を抱かれると思いますよ。
私のお勧めは『ヘンプオイル』と『まほろば生々味噌』『まほろばへうげ(ひょうげ)味噌』
農園のししとう(たまに辛い!)をヘンプオイルと七五三塩(まほろばオリジナル)で炒めると最高のおつまみに!
まほろばの生々味噌やへうげ味噌を農園の胡瓜につけてかじってみて下さい。
後戻りできない美味しさです。

     他にも説明しきれないほどの美味しい食材や珍しい商品が所狭しと並んでいますので是非『まほろば』へ足をお運び下さい。
 駄文にお付き合い頂き有難うございました。
 
 そして、いつも『まほろば』をご利用していただいているお客様へ
これからも、よろしくお願いいたします。
いつも有難うございます。

 


       
       

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